旧統一教会から名誉毀損で訴えられた有田芳生が鋭く斬り込む「これが統一教会なんです」

旧統一教会から名誉毀損で訴えられた有田芳生が鋭く斬り込む「これが統一教会なんです」

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旧統一教会の問題に長年取り組んでいる有田芳生さんが6月12日の大竹まことゴールデンラジオに出演。前回の放送後に訴えられ、久々の出演となった有田さんが旧統一教会の全体像を語った。

大竹「前回この番組にご出演いただいたのは去年の10月の19日。あれから随分たってますが、有田さんにはいろんな事があったそうですね。」

有田「番組に出させていただいた8日後に旧統一教会から名誉毀損だと訴えられまして、それまでテレビやラジオ、いろんなところからお呼びいただいてたんですけれども、その去年の10月27日に訴えられたのをきっかけに、ピタッと何もなくなった。だから今日は非常にありがたい話です。まあテレビ・ラジオに出ることが目的じゃないんですけど、旧統一教会の本質を語る場がなくなってしまったという意味では、あれから今日が初めての出演なんです。」

大竹「そうですか。」

有田「結局この1年、旧統一教会がテレビ・ラジオ・新聞・週刊誌などで大きく報じられてきましたけれども、政治家との関係、あるいは霊感商法、それから信者の皆さんが多額の献金をせざるを得ない問題、そして信仰二世・三世の問題は、それぞれ大事なことなんだけども、僕からすればそれは旧統一教会の全体像のごくごく一部なんですよ。その一つ一つが大切なんだけども、旧統一教会っていうのは一言で言うと文鮮明機関。文鮮明さんは2012年に92歳でお亡くなりになったんですが、「文鮮明機関」、オーガニゼーションなんです。だから「宗教の顔、政治の顔、それから多国籍企業の顔、準軍事組織的な顔がある」と、これは1978年11月1日にアメリカのフレーザー委員会が発表した報告書の結論なんです。」

大竹「ほう!」

有田「例えばこんなこと知ってます?1968年に旧統一教会系の韓国の企業が、日本に散弾銃2500丁輸入してたんですよ。」

大竹「知らない!」

有田「さらに1万5000丁輸入したいっていうことになって1971年3月26日に衆議院で問題になったんです。当時の後藤田正晴警察庁長官が国会で答弁して、「これはおかしいだろう」ということになって、輸入はできなくなったんです。だけどその後、旧統一教会系の企業は、散弾銃じゃなくて空気銃を日本に輸入して、それが1973年の国会でも問題になるんですよ。」

大竹「うんうん。」

有田「いろんな答弁があったんですけど、当時の日本の法律に基づいて1万5700丁の輸入が認められたんです。10メートル離れたとこから撃って2センチの木の板を貫通する殺傷能力があるものを輸入できたんです。それが1970年代の初めで、これは文鮮明教祖も言ってるんですけど、日本全国、北海道の札幌から鹿児島まで38箇に所信者の皆さんの銃砲店があったんですよ。実は今も東京・名古屋にあるんですよ。」

大竹「はい。」

有田「この組織ってのは一体何なのかっていうことを警察庁も、国会も問題にしていて、そのことをテレビで発言したら…。そこまではっきりとは言ってないんですが、旧統一教会は霊感商法などの反社会的な行為をやっていると警察庁も認めてるって発言したら、そこを訴えられたんです。これが旧統一教会なんですよ。」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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