『怪物』坂元裕二が作詞した曲も!? 「むし」ソング特集!

『怪物』坂元裕二が作詞した曲も!? 「むし」ソング特集!

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6月4日の「鷲崎健のヒマからぼたもち」(文化放送)、『タケスクリプション 日曜名曲集』の選曲テーマは日付にちなんで「むし」でした!

鷲崎健「『虫歯』と悩んだんだけどね(笑)。虫歯の曲もいっぱいあるけど、『むし』というテーマにさせていただきました。じゃあ1曲目、いきましょうかね」

♪「蝉」/Berryz工房

鷲崎「このタケスクリプションではバンバンバザール、バッパーズ(吾妻光良&The Swinging Boppers)に並んでよくかかると言われるBerryz工房!」

久保朱莉「Twitter(#鷲崎もち)でもリスナーさん『Berryz工房、来たな』って。いい曲ですね~!」

鷲崎「いい曲なんですよ! 前も言いましたけど、小学生のリアルな生活、リアルな恋愛みたいなものをドラマ化して歌う。そういうことは当時ほぼ……、よっぽど企画的なものでない限りなかった。それをBerryz工房が一身に担っていた、みたいなところもある。中でもこの曲は、つんく♂さん自身もお気に入りの曲だった、という言い方もされていたと思います。いまにも通ずる夏休みの子供の風景……」

久保「セミ捕ったりとか」

鷲崎「スイカ食ったり。携帯も場所が悪くて圏外、といったこともありました。いまでもWi-Fiつながんない、そんなことがある。あの人、いまどうしているかな、と思うけど、思いすぎるわけでもなく。誰もが田舎風景を持っているわけではないけど、想像はできるし」

久保「夏にもう一度聴きます」

鷲崎「ありがとうございます、ぜひぜひ。夏といえばBerryz工房なので! では次の曲!」

「蝶をちぎった少女」安田成美

鷲崎「まんま後期YMOサウンドといいますか。1984年の曲です。安田成美さん、当時は酷い言い方をされたこともありますけど。たぶんね、最初に細野晴臣さん、松本隆さんの『風の谷のナウシカ』で出てきたのが難しかったというか。生で歌唱する番組で、緊張もあってうまく歌えなくて、そのイメージがついちゃったんだと思います。

この曲は、先日亡くなられた高橋幸宏さんの完全プロデュースで。抑揚やメリハリが大きくつかなくて、それが少女性や透明感といったものにつながって。幸宏さんのインテリジェンステクノみたいな感じ(が出ている)。世界的に見ても当時、あんなにインテリジェンスを感じるテクノってYMOだけだったと思うんです。そういう路線にすごく合致したんじゃないかなと。

聴いたことなかった人も多いでしょうけど、これを機会に、当時の安田成美ワークスに注目してもいいんじゃないかと思います。続いては珍しく洋楽でございます!」

♪「Shoofly」/Charmaine Neville Band

鷲崎「……曲の途中ですが(しゃべります)。この曲、フルだと8分近くあるので(笑)。Shooflyは『ハエしっし!』といった意味です。昔からの童謡、子供歌として歌い継がれてきたものをアレンジされているものだと思います。

Charmaine Nevilleは、いわゆるニューオリンズミュージックの重鎮というか最重要チームであるThe Neville Brothersのチャールズ・ネヴィルさんの娘さんです。このライブ盤にはウエスト・ロード・ブルース・バンドの山岸潤史さんもギターで参加されております。

『Queen of the Mardi Gras』というアルバムですね。ニューオリンズ系のアルバム百選みたいなものを見ると、きっといまも入っているんじゃないかな? 興味ある方はぜひチェックしていただければと思います! 最後の曲にいきましょう。きょう全部女の人(の曲)になったな」

♪「ホタル」/中山忍

久保「初めは壮大な、いい映画が始まったのかな、と思ったんですけど……」

鷲崎「なんですか、言語化してくださいよ(笑)」

久保「めんどくさい女が来ちゃったと思って(笑)。こんな音楽があるんだ……」

鷲崎「中山忍さん、ご存じだと思いますけど中山美穂さんの妹です。1990年の曲ですね。(Twitterに)作曲を当てていらっしゃる方がいっぱいいました! 小室哲哉さんです。小室哲哉・久保こーじワークスですね。

作詞がなんと坂元裕二さん! 映画『怪物』、『東京ラブストーリー』などでもおなじみですね。『世界の中心で、愛をさけぶ』も担当された、日本を代表する脚本家の坂元さんです。90年は僕が調べた限りだと、普通にドラマの脚本をやっていらっしゃったかもしれないですけど、ご自分の名前がトップにドーンと出る前の段階で、この作詞をされていたようですね。『東京ラブストーリー』が91年なので、それより前か。

TM(NETWORK)さんや松たか子さん、深津絵里さん、織田裕二さんらにも詞を提供している。……ということでございます。皆さん、どんな気持ちで聴いていたんでしょうか(笑)」

久保「ラストの曲、Twitterもざわざわしましたね」

鷲崎「いろんな気持ちになってほしくて、この曲をお届けしました(笑)。『音楽好きに届け!』ですね、このコーナー!」

久保「届いてほしい、口コミお願いします!」

 

「鷲崎健のヒマからぼたもち」は日曜午後2~4時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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