これからの生涯学習を考える。インタビュアー講座を開けばおもしろそう!?
5月31日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーでは「生涯学習」について語り合った。近年はリカレント教育、リスキリングなど、「大人の学び直し」に注目が集まっている。
西川あやの「お二人は生涯学習、どうですか?」
永井玲衣「これは生涯学習だったのかな? 10年ぐらい前に点字をやっていたんですよ、勉強したいなと思って。手話もそうですね。講座に申し込んで。通うのもありましたし、展示はキットが送られてきて、テキストを見て、紙と、点字を打つ針みたいなものをもらって、練習するとか」
石戸諭「毎日新聞の大阪本社へ見学に行かれるといいと思いますよ。点字新聞つくっているんです。僕がかつて勤めていたところですけど、点字の新聞を発行している部署があります」
西川「永井さんの受けた講座は読むだけじゃなくて……」
永井「読み書きですね。趣味とかでもないし、『学び』『好奇心』みたいな。地域で点訳のボランティアってあるのかなと調べるきっかけになったり、実際応募したりしました。自分自身の仕事は『哲学』ですけど、コミュニケーションってなんなんだろう、っていうことにもつながる。趣味、私がおもしろいという以上のことが開けていくのが生涯学習、という感じしますね」
西川「いろんな生涯学習の始め方があって、たとえば大学の公開講座なんかもあるんですね」
石戸「大学の公開講座、勉強になりますからね」
西川「利用しますか?」
石戸「けっこうして……いましたね、学生時代とかに。昔、指導教官が『今度やる』と言っていたのでふらっと見にいったんですよ。そうしたら地元の人たちが熱心に来ていて、感動しましたね」
これからの生涯学習の形について、石戸からこういった提案も飛び出した。
石戸「最近、自分の人生ってどういう意味があるんだろう、みたいな問いって、みんな考えがちじゃないですか。年をとるとそういうモードになるかな、みたいな。僕はそういうときのためのインタビュアー講座なんかはできるな、と思って」
西川「石戸さんはいろんな方にインタビューされていますもんね!」
石戸「そう。自分を知りたいなら、人の話を聴く、人に話を聴いてもらう、そういう会話の糸口なんかを知っておくと自分の人生の整理にも役立つ。参加している人たち同士で、お互いに聞き取りなんかしたらおもしろいんじゃないかな」
西川「そういう機会ほしいですもんね」
石戸「自分で話しているうちに気がつくんですよ。ひとりでいるとなかなか気がつかない。講座じゃないけど、そういうのはできるかなって思う」
永井「石戸さんの話を聴いたら、私の(哲学)対話の活動と近いなと思って。人と集うからこそ言葉が生まれる、というのが対話なので。生涯学習の面白さって、通信講座もありますけど同じような関心の人と集まってコミュニティがつくれることだと思うんですね。そういう場をつくりたいな、というのもあります」
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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