【水谷加奈の劇場型恋愛体質】運動会の珍ジェンダーレス
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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。アナウンス部長・水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。
―5月26日(金)配信分―
運動会の季節。この週末も近くの小学校からにぎやかな声援が風に乗って聞こえてくるのが楽しみです。
昔、小学校の運動会で徒競走の優劣を無くそうと【ゴール前で皆が手をつないで一緒にゴールテープを切る】という珍光景が話題になりました。
いやいやいや、勉強できなくてもその日だけヒーロ-になれる子が活躍できるのが運動会だろ!とあきれたのを覚えています。
先日SNSで知ったこれまた珍光景は【ジェンダーレス徒競走】です。
男女混合の徒競走なので、どの組も男子が1位になってしまうということが問題になっていました。
いやいやいや、速い男子と速い女子を比べたらどう考えても速い男子のほうが勝つだろ。女子が劣っているからではなく、そもそも男女の体のつくりは違うのですから…。スポーツは心の性ではなく体の性で分けなければそれこそ不公平です。
なんだか最近ジェンダーレスのはき違いが多くないですか?
なんでもかんでも男女一緒にすればいいってもんじゃありません。
今話題のジェンダーレストイレにしてもそうですが、あれ、何度説明を読んでも私には仕組みがよくわからないのです。結果、どんどん複雑になり理解されなくなって、レスになるどころか隔たりをつくってしまうだけです。誰のためにもならない。
今のうちにもっと冷静に本当のジェンダーレスについて考えましょう。
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