「こんなに怒られるとは思わなかった」大竹が日本の政治に怒り爆発!ゲストが思わず恐縮?
最新刊『この国の「壁」』を著した諏訪中央病院名誉委員長の鎌田實さんが5月22日の大竹まことゴールデンラジオに登場。この国で起きている様々な問題について大竹と意見を交わした。
大竹「今日本で起こっていることはたくさんあります。G7サミット・入管法改正・LGBTQ法案・子どもの減少。鎌田さんはどの辺に注目なさっていますか。」
鎌田「リスナーの中高年の方は「俺たちには関係ない」って思うかもしれないけど、子どもが減ってくると、5年後10年後には生産人口が減るので、GDPが下がってくるし、消費する力も弱ってくる。また中高年にとって日本の医療保険制度って素晴らしいんだけど、医療保険も危なくなってくる。」
大竹「世界に誇るこの医療保険が。」
鎌田「中高年は結構病気をするけれど、若くてあまり病気をしない人たちが保険に入ってくれることでバランスが守られているんですが、その医療保険制度も危なくなって、さらに年金制度も影響が出る。今、年金のモデルになっているのは、夫婦で22万ぐらいの年金をもらってる人たちで、こういう人の割合多いと言われてるんだけども、若者が減ればそれも半額ぐらいになっていく。また介護保険も崩壊していく可能性があるから、中高年も人口減少に関してもっと敏感になった方がいいかなっていうふうに思います。」
大竹「ちょっと反論するようですけども、どれもこれも国がちゃんとやっときゃあよかったのに。分かってて、放っておいて、こうなった、どうしましょうみたいな。それで若い人と年寄りの分断が起きてるみたいな、なすり付け合いみたいなことになっているのはどうも納得がいかないんですが!」
鎌田「怒ってますね。(笑)」
阿佐ヶ谷姉妹(笑)
鎌田「僕と大竹さんは同世代で、第1次ベビーブームというか、団塊の世代なんですよ。その子供たちが、25年後ぐらいに第2次ベビーブームになって、僕と大竹さんの時代は1年間にせ260万人ぐらい生まれてた。次に、僕たちの息子たちが結婚して子供を産む時は1年間に200万人ぐらい。それがこの前80万人になったでしょ。」
大竹・阿佐ヶ谷「はい。」
鎌田「問題は、3番目の波が来るはずの時に、日本の経済が悪くなって、若い人たちに常勤の仕事を与えられなかった。」
大竹「そうだ!」
鎌田「そこは政治が悪かったんです。」
大竹「私たちのお父さんたちは、戦争から帰ってきて、何もない世の中で、産めよ増やせよなんていう時代がやってきて、僕や鎌田さんがたくさん生まれちゃったわけです。」
鎌田「大竹さんが怒るのは確かにその通り。」
大竹「元々の年金制度も、制度ができたその年から年寄りに金配り始めたんだよね。そうして年金制度は、みんなから集めたお金で「何でもできるお金が余分に増えました」みたいになっちゃったわけでしょ。俺たちは人数が多いから、それでも年寄りを支えきれてたわけだけど。」
鎌田「こんなに俺が怒られることは思わなかった。(笑)」
大竹「先生は怒ってないですよ。世の中に怒ってるんです。」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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