「梅村みずほ氏は入管のことが分かってないのでは？」なぜ物議を呼ぶ発言が飛び出たのか大竹・室井がジャーナリストと議論

大竹「諸外国には移民局とか移民庁があるって聞いてますけども、日本でこれをやってるところはどこですか？」

安田「入管です。」

大竹「日本には入管しかない？」

安田「出入国管理庁しかないです。入国に関しては入管で、その後に関しては省庁がバラバラです。働き方は厚生労働省であったり、あるいは農業に従事しているなら農水省であったりとか、一元的な組織はないんですね。しかも、日本は難民を認めない国です。難民認定率が1.0%に満たない、G7諸国の中で最低ランクの国です。例えば僕らが逮捕された時は、司法の判断が働くんですが、外国人つまり難民認定に関しては、司法の介在は一切ないです。」

大竹「裁判所が入ってこない？」

安田「第三者委員会もないです。」

室井「最近ニュースになってたけど、そういうところに収容されてる人たちって犯罪を犯したわけじゃないのに、それっぽく言ってる人がいて、びっくりしちゃった。」

安田「この番組でも数日話題になってる梅村みずほさんは、いろんな問題がありますが、僕が気になったのは「不法滞在者」という言い方を何度も繰り返しておられるところです。確かにウィシュマさんは資格外滞在であったことは間違いない。でもイコール犯罪ではないんですね。」

室井「そう！違うんだけどそう言ってて、なんで議員バッジつけてる人が、そんな普通の当たり前のことがわかってないんだろうってすごくびっくりした。」

大竹「しかも、あの発言は党が了解してたんですよね。」

安田「政調会長が了解していたというわけですから、党としての責任も問われないとおかしいですね。」

大竹「そこが一番理解できない。」

室井「深く調べてないんじゃないの？」

安田「多分、梅村さんご自身は、入管制度や入管の主要施設のことも多分ご存じないんだと思います。」

室井「私も思った。」

安田「ですから、まったくご存じないままに法務委員会出席してるとしたら、それ自体が許しがたいと思いました。梅村さんだけではなく日本社会にあのような考え方をする人は一定程度定着してるのでしょう。」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時～3時30分、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。