『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』    60歳近くになっても、ローンで家が建てられる?

『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』    60歳近くになっても、ローンで家が建てられる?

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情報番組「大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ」では、残間里江子さん(フリープロデューサー)と、大垣尚司さん(青山学院大学教授、移住・住みかえ支援機構代表理事)が、お金や住まいの話を中心に、大人世代のあれこれを語ります。

この連載は、番組内の人気コーナー「おとなライフ・アカデミー2023」の内容をもとに大垣さんが執筆した、WEB限定コラム。ラジオと合わせて、読んで得する家とお金の豆知識をお楽しみください。

★メールまとめ
・58歳まで借家住まいだったが「残価設定型ローン」のことを聞いて購入も視野に。この年で買える?

★メール本文
ネットニュースを眺めていたら、
「メガバンク初 残価設定型住宅ローン」という見出しが。
記事を読んでみると、いつもラジオで聞いている
大垣さんの名前が出ているではありませんか。
ヒサシって、こういう字を書くんだ、って、初めて知りました。
私は58歳の会社員で長く社宅に暮らしているのですが、
こういうローンって魅力的だなと思い、購入も悪くないかなと考え始めました。
率直な話、この年齢でもこのローン、組めるのでしょうか。
(ナッシーくんさん 多摩市 58歳)

ある程度の自己資金が必要

58歳からだと、それなりに自己資金を入れないと、借りられないかもしれません。もし、これまでずっと社宅にお住まいだったとしたら、ある程度の貯金もおありになるでしょうから、現実的な話になってくると思います。
それからもう一つ、58歳でしたら、あと2年待って60になると「リバースモーゲージ」が借りられます。そうしたら、どんな家でも購入可能になります。残価設定は、まだ使えるメーカーさんが限られておりますので。
この場合も、ある程度の自己資金は必要になると思いますが、60まで待って、リバースモーゲージ…というのも、一つの手だと思います。

今回は、60歳近くになってからの住宅取得について考えてみました。
メールをお寄せいただき、ありがとうございます。

大垣尚司 プロフィール
青山学院大学 法学部教授、一般社団法人 移住・住みかえ支援機構代表理事。

第一線で培った金融知識をもとに、住宅資産の有効活用を研究・探究する、家とお金のエキスパート。

東京大学卒業後、日本興業銀行、アクサ生命保険専務執行役員、日本住宅ローン社長、立命館大学大学院教授などを経て、現在、青山学院大学法学部教授。
2006年に「有限責任中間法人移住・住みかえ支援機構」(現、一般社団法人 移住・住みかえ支援機構)の代表理事に就任。
日本モーゲージバンカー協議会代表理事を兼務。著書に『ストラクチャードファイナンス入門』『金融と法』『49歳からのお金ー住宅・保険をキャッシュに換える』『建築女子が聞く 住まいの金融と税制』など。

家とお金に関するご質問、お待ちしてます
番組では、家とお金にまつわるメールやご質問をお待ちしています。
宛先は、otona@joqr.netまで。

※この記事で掲載されている情報は全て、執筆時における情報を元にご紹介しています。必ず最新の情報をご確認ください。

お知らせ
パーソナリティの一人である大垣尚司さんが代表理事を務める一般社団法人「移住・住みかえ支援機構」(JTI)では、賃貸制度「マイホーム借上げ制度」を運用しています。

住まなくなった皆さまの家をJTIが借り上げて、賃貸として運用。
入居者がいない空室時でも、毎月賃料を受け取ることができます。
JTIは非営利の公的機関であり、運営には国の基金が設定されています。

賃料の査定や、ご相談は無料。資格を持ったスタッフが対応いたします。

制度についての詳しい情報は、移住・住みかえ支援機構のサイトをご覧ください。

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楽しいセカンドライフを送るためのご提案などがたっぷり! 金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司と、フリープロデューサー残間里江子が 大人の目線でお届けします。…

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