ジャニーズ事務所社長声明に疑問の声、大竹まこと「何も情報がなかったわけじゃないだろう」

番組では、立憲民主党が16日、ジャニー喜多川前社長の性加害疑惑の問題をめぐり、関係者の声を聞く「性被害・児童虐待ヒアリング」を国会内で開いたという日刊スポーツの記事を取り上げ。それを受けてフリーライターの武田砂鉄氏がジャニーズ事務所の発表した文書と動画について「政治家の聞かれたくないことを聞かれる時の言葉遣いを繰り返している」とバッサリ。「被害を受けた方、ではなく被害を訴えている方、という言い方では意味合いが変わってくる。謝罪はするけど被害があったという事実は認めない。このようなはぐらかそうとする言葉で、終わりということにはならない。また、今回の説明によって事務所内で圧倒的な権力の勾配があったということが分かったから、今だって言いたいことが言えない状況があると想像できますよね」。と事務所の隠ぺい体質について厳しく追及した。

パートナーの小島慶子も「第三者委員会を置くことすらしないのは非常に問題。聞き取りをされたくない人を守るため、というあたかも寄り添うような言い方で調査をやめるなんて、事実を隠ぺいするための言い訳にすぎない。児童虐待ですから。性暴力は魂の殺人ともいわれるほど、一生引きずるような深い傷になりうる。もちろん、そっとしておいてほしい人もいらっしゃるだろう。でも本当は訴えたいけど怖くて言えない人もたくさんいるはず。その方々が、事実を明らかにして必要なケアを受けたり、思いを訴え出たりできるように整えるべき」。と訴えた。大竹も「国会で発言するなんて、本人にとってはきついこと。ちゃんと過去にさかのぼって洗っていかなければならないよね。今日までここまで長い時間、何も情報がなかったわけじゃないだろうと。それをだれが守ってきたのか、なぜ守ってきたのかというのが大きくかかわってきますね」。と、事務所に対する調査の必要性について同意した。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時～3時30分、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。