「異常な体制」に組み込まれていた藤島ジュリー景子社長の責任は?ジャニーズ事務所が性加害問題で謝罪
5月15日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、月曜コメンテーターで経済評論家の上念司さんと番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、ジャニーズ事務所について意見を交わした。
はたして事務所継続で済むのか?
ジャニーズ事務所の元所属タレントが創業者のジャニー喜多川前社長から性被害を受けたと訴えた問題で、同社の藤島ジュリー景子社長が14日、初めて見解を発表した。「深くおわび申し上げる」と被害を訴える人に謝罪した。一方、この問題への対策が長年取られなかったとして、これまでのジャニーズ事務所の体制を「異常」と表現。再発防止に取り組むことを強調した。ジャニーさんの性加害問題について、ジュリー氏は文書で見解を表明。「問題がなかったとは一切思ってない。行為自体は決して許されることではない」と記した。ジャニーさんが故人であることも踏まえ「事実と認める、認めないと一言で言い切ることは容易ではない」と事実認定はしなかったが、その一方で「被害にあったと言われる方々がいることを重く受け止めている」とした。
「上念さんはどういうふうに受け止めますか?」(寺島アナ)
「これはもう遅きに失したというか、ジャニー喜多川さんが亡くなって初めてこういうことが言えるようになったような、そんな感じがします。異常だったと藤島ジュリー景子さんはおっしゃっているんですよね。」(上念氏)
「これまでのジャニーズ事務所の体制を異常と表現しています。」(寺島アナ)
「その異常な体制に組み込まれていたのが、また今の社長でもあるわけで、その責任はどうなるんだという話もありますよね。」(上念氏)
ジャニーズ事務所は、今後、再発防止に向けて抜本的な改革を実施する。既に事務所内にコンプライアンス委員会を設置。被害を訴える人に向けての相談窓口も外部に設ける。第三者委員会による調査を求める声もあるが、ヒアリングを望まない人も調査の対象になる可能性があるなどの理由で見送った。
「ジャニーズ事務所は続けるということですが、それで済むのかどうか。スポンサー企業も今後はジャニーズ事務所のタレントを使うと、「この人は被害者かもしれない」というイメージになるかもしれないので、こういうことも払拭するために必要な措置とは何なのか、もう一回ちゃんと考えてもいいんじゃないかなと思います。」(上念氏)
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