国土交通省・豊口佳之河川環境課長「ハザードマップ 」確認を!
毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお送りしている番組です
いよいよ来月から出水期に入ります。
2023年5月の「防災アワー」は、3週にわたって国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境課長 豊口佳之さんのお話をお送りします。
(↑ 国土交通省にて)
ここ数年、川の氾濫などによる大規模な浸水被害が増えているように感じませんか?
豊口課長によると「気候変動の影響で大雨が増えている。
この30年で比べても、1時間に50ミリ以上の大雨は1.4倍、100ミリ以上だと1.9倍に増えている。
今後ますますひどくなる恐れがある」とのこと。
そして「ハザードマップは逃げる直前ではなく、事前にしっかり読み込んでほしい」と話します。
国土交通省の「ハザードマップポータルサイトの重ねるハザードマップ」
住所を入力するだけで「洪水」「土砂災害」「高潮」「津波」などのハザードマップを確認することができます。
自分の家だけでなく、離れて暮らしている高齢の親など大切な家族のハザードマップも確認してみてはいかがでしょうか。
また、豊口課長は「大切な家族、身の回りの人に教えてあげることも大切。教えてもらった人が逃げる行動につながる」と話します。
たしかに2021年熱海の土砂災害現場を取材した際、
「東京にいる娘からの電話で気づき、避難した」という高齢女性に話を聞きました。娘さんがテレビであの衝撃的な土石流の映像を見て、熱海のマンションに住んでいたお母さんに電話をしてくれたそうです。
「逃げなきゃコール」という特設ページもあります。
出水期に入る前の今、備えておきましょう。
5月7日放送の「防災アワー」
聞き逃した方はradikoでぜひお聞きください。
気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子