ダイバーシティ&インクルージョンで求められることとは?
4月24日の「ノバセルpresentsマーケティング進化論」は、Comexposium Japan(コムエクスポジアム・ジャパン)株式会社代表取締役社長の古市優子さんをお迎えして、この先、ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と社会的包摂)で求められることについて語っていただいた。
ノバセル株式会社代表取締役社長・田部正樹氏「古市さんの立場でマーケティングの立場で求められていること、ダイバーシティ&インクルージョンみたいなところでお話いただけますか?」
Comexposium Japan株式会社代表取締役社長・古市優子氏「私はD&Iは無理して導入しなくてもいいと思っていて、こういった概念があるとか、それが当たり前になりつつあるということは知っておいたほうがいいと思うんですよ。多分、今、知ってるのが少なすぎる現状なので、まだ知るお勉強のフェーズかなと思ってます」
田部「日本とフランスでどのくらい常識レベルが違うんですか?」
古市「向こうもありますけど、そもそも話題になってない」
田部「当たり前なんだ」
古市「色んな人がいるのが当たり前なので誰も気にしていないと思います。ただ、日本でいうと、男性すぎだよねというのはあるので、自分たちの組織が多様性に欠けてるっていう自覚を持つだけで全然変わってくると思います」
田部「海外に行くと、そういう企業って選ばれなくなってきてるんですよね。要は、購買の理由になってきている。それができていない企業のモノは買いませんっていう」
古市「本当にあると思います。ただそういうの意識するのって若い人なんですよね。数少ない消費者のためにどこまで企業が動いてくれるのかの懸念はありつつも、田部さんのおっしゃるところは大事。あとは、企業ベースだけでなく、今、SNSで個人のスタンスも全部筒抜けになってばれちゃう。これ売りつけてやろうとか、これやったら儲かるみたいな邪な気持ちがモノを売る背後にあると、全部ばれると思うので、そういう意味で本当に心からこれ必要ってそれぞれが思うマインドも大事かなと思います」
文化放送・甲斐彩加アナ「ただ商品が良いだけじゃダメなんですね」
田部「商品はけっこう似てきているので、会社の背景とか、どういう会社なのかとか、問われ始めているというのは、あると思うんですよね」
「ノバセルpresentsマーケティング進化論」は毎週月曜19時30分~20時まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。
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