「竹内まりやは相撲部に勧誘されてました」杉真理さんが慶応の後輩・竹内まりやとの意外な出会いを明かす
お酒のCMで有名な「ウイスキーが、お好きでしょ」を始め、数々の楽曲を世に送り出したシンガーソングライターで作曲家・編曲家の杉真理さんが、初めてくにまる食堂にご来店。CMソングの裏話や、大学で出会った竹内まりやさんのことなど思い出話に花を咲かせた。
――SAYURI(石川さゆり)さんの「ウイスキーが、お好きでしょ」がBGMに流れる――
邦丸「先週は石川さゆりさんがゲストで、「よろしくお伝えください」っておっしゃってました。」
杉「そうですか、さゆりさんにはこの曲を歌っていただいて、地方で飲み屋さんとか行くとポスターが貼ってあったりするじゃないですか。だからポスターと一緒に写真を撮っていると、お店の人が「さゆりさん、お好きなんですね」って、ファンだと思われちゃう。」
邦丸「俺が作ったのにね。」(笑)
杉「それで帰りがけに、分かるようにサイン書いてくださいって言われるんですけど、僕のサインって崩したローマ字なんですよ。だから読めないかなと下の方に漢字で書き直して。それでも、もしかしたら分かんないかなと思って、カッコ、ウイスキーが、お好きでしょ 作者、って書いて。書きながら「なさけねえな」と、「何やってんだ俺」って思ったことがありましたね。」
邦丸「杉真理さんは福岡・博多のお生まれなんですが、その後東京に引っ越された。」
杉「親父の転勤で小学校3年から中学3年まで東京にいたんですよ。でもまた親父の転勤で福岡に3年間戻ったんです。」
邦丸「高校時代の3年間は福岡の西南学院ですよね。高校出てからはまた東京で、慶應義塾大学の工学部にお入りになって、中退されて音楽の道へってことになるわけですか。」
杉「そうなんですけど中退って言っても僕、大学に8年いたんで(笑)申し訳ないことをしたと思います。」
邦丸「慶応の音楽サークルに入ってたら、そこに竹内まりやさんがやってきた。」
杉「そう、後輩なんです。僕が勧誘をしてたら、なんか逃げてく女の子がいたんで「あの子は入んないな」と思って。後で聞いたら、竹内まりやが相撲部の勧誘を受けてたんだって。」
邦丸「ええ?」
杉「相撲部のマネージャーにならないかって、しつこく言われて逃げてったらしいんですよ。なってたら、なってたで面白かったなと思うんですけど。」
邦丸(笑)
杉「で無料の新入生歓迎コンパに彼女がやってきて、それから本当に今まで妹分ですよね。次の年から僕のバンドのコーラスとキーボードをやるようになって、っていうのが彼女との出会いだったんですよ。僕は学生のときにデビューして、デビューアルバムでは彼女もコーラスをやってたんです。それで「まりやちゃん、プロになんないの?」って聞いたら「いや、私は英語が喋れるから通訳やガイドにになりたいんです」とか、そんなこと言ってたんです。そしたらデビュー1年で急性髄膜炎という病気になっちゃったんですよ。」
邦丸「真理さんが病気になったんですよね。」
杉「それで入院してる時に、通訳になりたいって言ってたはずのまりやが、「私デビューすることになりました」って言って、デビューアルバムに曲を書いてくれって言われたのが、人に曲を書いた始まりだったんで、まりやにはすごく感謝してるんです。」
この日の「くにまる食堂」は杉真理さんの様々な名曲をおかけします。ぜひradikoのタイムフリー機能でご確認下さい。
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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