「日芽香セレクション」中元日芽香、「可愛くてごめん」の女の子と友達になりたい「実際にこの子がいたら私は虜ですね」
『中元日芽香の「な」』が、4月17日(月)午前7時に更新され、「日芽香セレクション」のコーナーで中元が触れた映画や本、漫画から生き方や考え方、カウンセリングのヒントになるかもという作品について紹介した。
今回、中元が紹介したのは、日本のクリエイターユニット・HoneyWorksの楽曲「可愛くてごめん」。2022年11月18日にミュージックビデオがニコニコ動画とYouTubeに投稿され、2022年11月21日に配信限定シングルとしてリリースされた。YouTubeのミュージックビデオは、現在約6000万回ほど再生されている。この楽曲を聞いた印象について中元は次のように語る。
中元「全体的にポップで明るい曲調&歌詞の内容です。私はこの曲を聴いて清々しさというか、爽快感が心地いいなっていう印象です。歌詞から読み取れる女の子の特徴としては、まず可愛らしいと自他共に認めるって感じかな。努力をしていて人生を楽しんでいて、周囲の人間にどう思われても気にしないよっていうそういう女の子で、男性アイドルのいわゆる推し活をしている描写がミュージックビデオには描かれていたりします。私にはその芯が強くてたくましくて魅力的な女の子の像が浮かんできます。自分の可愛らしさにあぐらをかいている人っていうことではなくて、ちゃんと努力もしていてその努力が伴った自信なんだなっていうような、よくよく歌詞を読んでみると伝わってきます」
楽曲はTiktok等でバズっているようで、中元曰く2023年4月に紹介するのはちょっと遅いぐらいとのことだが、このバズの理由について中元はこんな理由があるのではないかと分析する。
中元「楽曲がバズってる要素の1つは、メロディがキャッチーで、踊りやすいとか歌ってて楽しいとか、動画との親和性が高いっていう点だと思うんですけれど、もう一つのキーワードが自己肯定感ですね。この曲の女の子の自己肯定感の高さがいいなぁというか、自分も聴いていて自信を持てるような気分になれます。私が聞いてて特に壮快だなって思う歌詞があって、「自分の味方は自分でありたい 一番大切にしてあげたい 理不尽な我慢はさせたくない “それが私”」というメロディーがちょっと落ちてるところ。まるでお姫様とか守る相手に対してかけるような言葉だと思うんですけれど、それを自分自身にかけてあげてるんですよね。この精神がとっても素敵だなって思ってます。同性も異性もみんな私のこと気になっちゃうよねごめんねっていう、一見煽っているようにも聞こえるんですけど、実はこれ逆で、他にもメッセージというか、痛いとか変わってるっていうリプライとか陰口とか、私には全然届きませんよ!っていう表現があるんですね。このSNS時代って比較されがちじゃないですか何かと。自分自身でも人と比較しちゃうし。っていう現代人の疲れをちょっと代弁してくれているというか、吹き飛ばす強さみたいなものも感じますね。誰に何と言われようと私はかわいいし、尊いし、人生楽しんでますよ!って声高に宣言している感じがカラッとしてていい。この歌詞に出てくる女の子のように自分もなってやるって思うのは、メンタルの持ちようって1日で変わるものじゃないので難しいですけれど、でもこの曲を支持している人、いいなって思ってる人は、多かれ少なかれこういうマインドになりたいっていう側面もあるんじゃないかな」
また、楽曲中に「虜にしちゃってごめん」というフレーズがあることから、中元は身近にこの歌詞の女の子がいたらどう感じるかにも思いをはせた。
中元「実際にこの子がいたら私は虜ですね。友達になりたいですもんね。人のことを決して下げたりせず、ただただ自分を上げて自分自身を大切にしてあげる彼女のことを私も見習いたいなっていうふうに想像しながら聞いています。なので、皆さんもこの楽曲を聞いて「かっこよくてごめん」でもいいし「優しくてごめん」でも「努力家でごめん」でもいいですし、「料理が上手くてごめん」みたいなのでもいいし、別に誰かに宣言するとかしなくても、心の中で自分ってこういうとこあるよねっていう、自分のいいとこ探しができるきっかけになれたらいいなっていうふうに思ったので、自分に当てはめて元気をこの楽曲からもらってみてください」
『中元日芽香の「な」』は毎週月曜日午前7時に、Podcastにて更新中。
「過去の配信分もこちらから聴けます」
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Profile
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1996年4月13日生まれ。広島県出身。早稲田大学在学中。 日本推進カウンセラー協会認定、心理カウンセラー&メンタルトレーナー。 2011年から6年間、アイドルグループ「乃木坂46」のメンバーとして活動したのち、2017年にグループを卒業。 自身の経験から、心理カウンセラーになることを決意。グループ卒業後、認知行動療法やカウンセリング学などを学び、2018年にカウンセリングサロン「モニカと私」を開設し心理カウンセラーとして活動を始め現在に至る。