「お疲れ様です」使う人、使わない人の境目とは?
4月12日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「お疲れ様です」をはじめとした「挨拶の一言目」について語り合った。
永井玲衣「『ご苦労様です』を使うな、と怒られたことはあります」
石戸諭「目下の人が目上の人に使わない言葉の代表的な例だね」
西川あやの「『ご苦労様です』は使わないほうがよいとされ、『お疲れ様です』を使うことが多いと。そもそも『お疲れ様です』ってラジオ局はよく使う気がするんですけど、お二人の業界はどうですか?」
石戸「新聞業界は使いますよ」
永井「哲学業界は……一言目の挨拶、『あっ』『あっ』ですね」
石戸「現実を言わなくてもいいんですよ(笑)。言葉を使いすぎているからじゃないですか? 挨拶ぐらいは端折りたい、っていう」
西川「そんなフォローありますか(笑)」
永井「すごい。ナイスフォロー(笑)」
西川「『お疲れ様です』って我々、何歳ごろからどんなシチュエーションで使うようになったんですかね?」
永井「子供は使わない。小学生は絶対使わないし。大学生や社会人になって使い出すということは、社会に教えられた言葉なんですよ」
石戸「社会性が高いんじゃないですか? 思うに、人間関係の中に『上下』という概念が出てきてからだと思いますよ」
西川「部活で学んだ気がするんですね」
石戸「まさにそれですよ。先輩と後輩って、日本的には上下関係じゃないですか」
西川「そう考えると私は小学生のときも疲れていたんですよ。ランドセルが重くて」
永井「『疲れていた』って、身体的にね(笑)。でも同時に考えなきゃいけないのは、私たちは見知らぬ他者に『お疲れ様です』と言わない、というのが大事で、同じ部活動の先輩、同じ会社の人、みたいに共同体が同じでなきゃいけない、という前提があるんですね。だから疲れている人にやみくもに『お疲れ様です』というわけではない、というのがおもしろいところですね」
西川「関係性がなかったら『精が出ますねえ』って言います」
永井「『サザエさん』とかで読んだことある(笑)」
石戸「昭和のご近所さんの挨拶のひとつだった気がする(笑)」
このほか、ビジネスメールの定番「お世話になっております」、放送業界でよく使われる「おはようございます!」などについても話した。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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