ChatGPTは怖い?元グーグルの専門家が懸念。大竹「結局人の使い方次第」
4月12日の大竹まことゴールデンラジオは、朝日新聞の「「チャットGPT、全世界が実験台」「データ集中と監視、強まる恐れ」」という記事を取り上げ、世間をにぎわせているChat GPTについて大竹がコメントした。
元グーグルの専門家でAIを研究してきたメレディス・ウィテカー氏によると、高度なAIの登場が、巨大IT企業へのデータと権限の集中をさらに進める恐れがあるという。Chat GPTなどのAIについて、「正確性も安全性もわからない実験的な技術」と指摘した上で、「AIは中立的でも民主的でもない。究極的には彼ら(開発企業)の利益につながるように作られている。全世界世界の全人口実験台として利用することが許されてしまっている。原理や道徳の観点からもっと民主的な統制が回ってしかるべきだ」と懸念を述べている。
西村経済産業大臣は、このChat GPTについて、さまざまな懸念が解消された場合には国会答弁作成への利用を視野に入れていることを発言している。
さらに、Chat GPTを開発したアメリカのベンチャー企業「オープンAI」のサム・アルトマンCEOは10日午前、総理大臣官邸を訪れて、岸田総理大臣と面会し、「日本語を活用して日本の人々にも何か素晴らしいものを提供したい」と述べ、日本での活動に意欲を示している。
日本での活動に意欲を示す主な理由としては、欧米でのイーロン・マスク氏を含むIT業界の著名人が、「社会や人類への深刻なリスク」を理由にAI開発の中断を要請したことなどが主な理由として挙げられている。
一方で、GoogleやTiktok、Twitterなど各SNSによる企業の情報収集と違いが無いとの声もあり、AIとのかかわり方には注目が集まっている。
このニュースを受けて大竹は、次のようにコメントした。
大竹「色々な情報があるけど、Chat GPTは結局入力の仕方。どの様に入力するかによって、出力も変われば、出力されたものが正しいかどうか、判断する力も問われる。方向性もまた、定かではない」
砂山アナ「Chat GPTでデータを収集されることによって、いわゆる大きな企業に情報がどんどん集まる。より集中が進むし人々を監視する能力もより高まってしまう。そういう懸念があります」
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