さだまさしが「イケメンじゃない」と命名?Wヴァイオリンとピアノの3人組「TSUKEMEN」
3人組アコースティック・インストゥルメンタル・ユニット「TSUKEMEN」のTAIRIKさん、SUGURUさん、KENTAさんが4月10日のくにまる食堂にご来店。TAIRIKさんの父、さだまさしさんによる命名エピソードなどを伺った。
邦丸「TAIRIKさんとSUGURUさんが桐朋学園大学、KENTAさんが東京音楽大学で、みなさんいずれも音大出身。TAIRIKさんとKENTAさんは38歳でSUGURUさんが37歳。まず1人ずつ簡単に自己紹介していただいてよろしいですか?」
TAIRIK「はい。ヴァイオリンと、1回り大きいビオラっていう楽器を使っているTAIRIKと申します。」
SUGURU「ピアノ担当のSUGURUです。」
KENTA「名は、TSUKEMEN。見た目、イケメン。ヴァイオリンのKENTAです。」
邦丸「TSUKEMENの名付けをつけたのは、TAIRIKさんのお父様の、さだまさしさんなんだって?」
TAIRIK「まあ、お前らはこれからTSUKEMENだって言われたわけではないんですけど、僕の実家で名前を考えていたとき、なかなかいいのが出なくて、そこをたまたま通り掛かって「何してんだ?」って。「3人でユニットやるから名前考えてんだよ」って話ししてたら、僕らの顔をちろって見て、「お前らイケメンまで行かないからツケメンぐらいじゃね?」って言い残して去ってたんですよ。それを最初は無視してたんですけど、「こんなこと言われたんです」って、当時の事務所の社長に言ったら、なにやらゴソゴソ書き初めて「おいちょっと見てみろよ」と。TAIRIKの「T」、SUGURUの「SU」、KENTAの「K]、男の複数形の「MEN]で「TSUKEMEN」、これは語呂がいいじゃないかっていう後付で決まったんです。」
KENTA「社長が妙に気に入っちゃって、僕らも後に引けなくなり、最初は「TSUKEMEN(仮)」って言ってたんですけど、気がついたら括弧が取れてましたね。」
邦丸「で、お父さんは?」
TAIRIK「一応報告に行ったんですけど、びっくりしてました。「そんなセンスのない名前やめろ」って。」
邦丸「(笑)自分で言っといてね。」
邦丸「3人はどうやってTSUKEMENというインストルメンタルユニット作ろうってことになったの?」
SUGURU「僕とTAIRIKが桐朋学園の学生の時から外のお仕事というか、クラシックだったりゲーム音楽を耳コピして弾いたり、SNSの「弾いてみた」の走りみたいなことをやってって、その仕事で「予算があるからもう1人呼んでいいよ」っていう時に、TAIRIKがKENTAを呼んだんです。TAIRIKは東京音楽大学の付属の高校に行ってたのでKENTAとは同級生なんです。」
TAIRIK「すごい仲が良くて、大学時代はあんまり会ってなかったんですけど、呼んでもいいですか?って言ったら、是非呼ぼうっていう話になっだんですよね。それが最初のきっかけです。」
SUGURU「大体こういうユニットって、ヴァイオリンとピアノでやってたら、チェロを呼ぶんですよね。チェロが入るとクラシック的にちょうどよくなるんです。でも友達をただ呼んだ状態だったので、ヴァイオリン、ヴァイオリン、ピアノっていうのが、その頃からTSUKEMENのスタイルになっていったんです。」
邦丸「ヴァイオリン、ヴァイオリン、ピアノってユニットは珍しい?」
SUGURU「珍しいというより、ある意味 非効率的なんですよ。ヴァイオリンの音が高いので、バンドで言うとベーシストがいない状態なんです。」
TAIRIK「ヴァイオリン2本とピアノの楽曲って、あるにはあるんですけど、すごい少ないんです。だから僕らがやってる楽曲っていうのはほとんどアレンジされてるので、そこも1つの特徴だと思います。中華料理に行ったら全部あんかけチャーハンみたいな。変わったやつしか出てこない感じです。」
さらにスタジオでは生演奏も披露。「TSUKEMEN」ならでは美しい楽器はradikoのタイムフリー機能でご確認下さい。
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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