椎名林檎、平井堅、スピッツ…数々のアーティストを手掛ける音楽プロデューサー・亀田誠治「キーワードは“ないがち”」

椎名林檎、平井堅、スピッツ…数々のアーティストを手掛ける音楽プロデューサー・亀田誠治「キーワードは“ないがち”」

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4月6日の「おとなりさん」(文化放送)は、音楽プロデューサー、ベーシストの亀田誠治さんが出演。音楽プロデューサーの仕事内容や仕事哲学について語っていただいた。

文化放送・坂口愛美アナ「1989年に音楽プロデューサーおよびベーシストとしての活動を始められて、これまでに椎名林檎、平井堅、スピッツ、GLAY、いきものがかり他、数多くのアーティストのプロデュース・アレンジを手掛けてらっしゃいます」

高山一実「そもそも音楽プロデューサーってどういう仕事なんですか?」

亀田誠治「カーディガン首に巻いて、“@@ちゃん今のいいね~”って言う人だと思ってるでしょ?違うから!(笑)アーティストが曲を作る、そのすべてのお手伝いをして、迷ったらヒントを出して…。とにかく自分のことを“良かれ産業”と言ってるんです。自分が良かれと思ったことは、全部、アイデアも人脈もスタッフも、アーティスト・作品に向けて、集めて、チームを作って、レコーディングしたり、イベントをしたり…すべてをいい感じにしていくという感じです!」

高山「アーティストが、“亀田さんこういう曲作りたいけどどうかな?”みたいなことから曲が出来上がっていくのですか?」

亀田「そういうこともあるし、アーティスト十人十色で、初めから非の打ち所なく出来上がってる曲の時もあるし、迷いながら一緒に作る時もあるし。ただ、迷う時間を最短の時間にしてあげるというか。しんどい気持ちにならないように。だから僕は、“人柄系プロデューサー”って思ってます。昔、椎名林檎さんに出会った時も、レコードメーカーから電話があって、亀ちゃんだったら付き合ってくれるかもな~って言われて。音楽性じゃないんかい、みたいな(笑)そういう感じで、楽しく、とにかくいい空気感で最高のスタッフを集めていく。そういう仕事ですね」

坂口「椎名林檎さんとご一緒されて、実際どうでしたか?」

亀田「実際、馬が合ったというか、そこから先は音楽家としての会話が成立していって、同じ目標に向かってとにかく軽音サークルみたいな感じで作っていきました。当時の僕らのキーワードが“ないがち”っていう言葉。今まで聴いたことがないようなものを作ろうという気持ちがあった。そういう喜びはありましたね」

坂口「ないものを作り出していくのが大事になってくるんですね」

亀田「それは今でも僕にとって課題ですね。これはなかったねというものを作ることを目指してます」

「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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