坂本龍一氏亡くなる直前の手紙に小池都知事らしい冷たい返答 神宮外苑再開発
4月4日(火)大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)で、フリーライターの武田砂鉄市が出演し、神宮外苑再開発について再考を求める坂本龍一氏からの手紙について、小池都知事が記者会見で冷たく返答したことを取り上げ、それでも意見を臆せず繰り返して伝えることの大事さを訴えた。
武田氏は、3月17日に開かれた都知事記者会見の議事録を読み上げ、坂本氏の「再開発についてとても持続可能のものとは言えない。未来の子どもたちにこれらの木々を手渡せる王計画を中断し、見直すべきだ。あなたのリーダーシップに期待している」。といった内容の手紙に関し、小池都知事が「ぜひ事業者である明治神宮にもお手紙を送ったほうが良いのではないでしょうか。街づくりの意義を坂本さんをはじめ皆さんに伝わるように情報発信するよう伝える」。と発言したことを紹介。この返答について「要約すると『私に言われても困る』ということ。闘病されている方への言葉もないし、小池都知事らしい、冷たさのある答え」。と武田氏はバッサリ言い捨てた。
そして、武田氏は坂本氏が生前参加した本「私たちは、原発を止めるには日本を変えなければならないと思っています。」から言葉を引用し「坂本さんは『言わないことが是とされる社会。この国で論理を持っていると空気の読めない奴とされるけれど、バカにされても言い続けることが大事』とおっしゃっていますが、私たちも自分の意見をもってそれぞれがおかしいですよと言っていないと、小池都知事の冷たい返しみたいなものに空気を作られてしまって『それって意味あるの?』なんて言われてしまう流れがある。きちんと言葉で返していくべきだと思う」。と言葉にして意見を伝えることの必要性を訴えた。
パーソナリティの大竹まことは「俺くらい年をとってくると、いかに木漏れ日の中で過ごしたいかってことがわかってくると思うんだけどね。」としみじみ述べると、武田氏は「木漏れ日探しの木漏れ日ストですもんね」と笑った。
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