蔦谷好位置が高橋優に語ったレジェンドたちのエピソード
4月4日(火)の「おとなりさん」(文化放送)のゲストコーナー、「10時のおとなりさん」に音楽プロデューサーでKERENMIの蔦谷好位置さんが登場!パーソナリティの高橋優さんと朝から音楽の世界の深い話を展開した。
蔦谷好位置「昔、優君が僕のスタジオに来てくれたことありましたよね? あれは何で来たんだろうね?(笑)」
高橋「あれは、赤い公園の津野米咲ちゃん繋がりで呼んでもらった記憶が……」
蔦谷「そうかそうか!!」
高橋「そういう流れで何人か集まって、蔦谷さんのスタジオでお酒を飲みかわしながら、音楽談義っていうか色んなお話をさせてもらったのが多分初めてだから、僕の中では「one stroke」という曲でご一緒したのが仕事としては初めてなんですけど、プライベートの方が会ってる回数が多いんですよ」
蔦谷「そうだね!でも俺ね、千原ジュニアさんとやってるスペシャル番組で優君がゲストに来てくれて、初めて歌を聴いて。だから初めて絡んだのは仕事だね」
高橋「はいはいはい!あれが初めてかぁ~!順番で言うと」
坂口愛美アナ「それって何年前ぐらいですか?」
高橋「2012~2013年ぐらい……まだデビューして間もない頃。あの番組の時めっちゃ絡むっていう感じではなかったですよね。ちょっと出させてもらって『高橋優です!歌わせていただきます!』みたいな感じで元気良く歌って帰ったおぼえはあるんですけど」
蔦谷「僕はすごく記憶に残ってて、演奏が迫真の弾き語りって感じがして、凄い人だな~っていう印象なんですよ」
高橋「マジですか!?ええ~っ、それ初めて言ってもらった感じ(笑)」
蔦谷「今後色んなところで言っていきます(笑)」
そんな蔦谷さんに、これまで仕事をしてきた中で影響を受けた人を挙げていただいた。
蔦谷「めちゃくちゃいっぱいいるんですよ。パッと頭に浮かんだのはCHABO(仲井戸麗市)さんですね。優君もそうだと思うけど、先輩たちカッコイイ人いっぱいいるじゃない。そういう人の中でも、特にカッコイイというか、CHABOさんの前では絶対に嘘はつけないし、照れ隠しも通用しないというか。」
そして、蔦谷さんはCHABOさんに関するこんなエピソードを披露してくれた。
蔦谷「忌野清志郎さんの最後の『Oh! RADIO』って曲があって、大阪のFM802の20周年の曲で僕がプロデュースさせてもらったんですけど、清志郎さんが病床でそんなに辛いって僕わかってなくて、最後のミックスの時にご本人が聴きに来たいって言ったんだけど、3時4時ぐらいになりそうだったから、先輩にこの時間ちょっと失礼だなって思って『出来上がったものを後日、ちゃんとお届けします』って言った、数日後に亡くなっちゃったんですよ。僕お会いしてなくて。その不義理がある中でCHABOさんと出会って、ライブの直前の楽屋で2人きりの時にこの話をして『僕はCHABOさんと一緒に演奏できるような人間じゃない。本当に申し訳なかった』というようなことを話したら、『何を言ってるんだ好位置、おまえの優しさは俺の友達なんだから清志郎は全部わかってるよ』って言って、もうすべてを許してくれた、みたいな。『今にも扉を開けて清志郎が入ってきそうだな、おお、君が蔦谷君か!って言って』。俺、ライブ前に号泣しちゃってるんですよ。『おまえとこうやって演奏出来るのも、何かの縁だな』って……ちょっと朝から泣きそうになっちゃった。CHABOさんの話になると泣きそうになっちゃうんですね」
高橋「脈々と音楽のソウルみたいなものが清志郎さんも入って来て、CHABOさんも入って、それが蔦谷さんにも。そのエッセンスを僕もいただいていきたいな、少しずつでも」
「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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