「陰謀論」を信じる人は幸せなのか?「狂気」を分析した作家がトランプ支持者の暴走を解説する

「陰謀論」を信じる人は幸せなのか?「狂気」を分析した作家がトランプ支持者の暴走を解説する

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『「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ』を著した作家の平山夢明さんが、3月31日の大竹まことゴールデンラジオに出演。陰謀論にハマる人々について議論を交わした。

大竹「この本には大変なことがたくさん書いてあります。「正気」を保つのが今は難しいってことですね?」

平山「そうです。今、時代もあまり良くないですから、正気というか、自分の気持ちが毎日ブレブレになっちゃいますよね。そういう中で、自分らしさとか、幸せにつながるような心の持ちようを保つにはどうしたらいいのかということを春日先生と話しました。」

大竹「本では最初の方に陰謀論みたいな話が出てきます。こういう陰謀論に巻き込まれると、多幸感に包まれると?」

平山「そうなんです。ある種考えないでいい状態って楽なんですよね。」
大竹「例えば、トランプ大統領の支持者は普段、普通の市民だったと思うんですが、陰謀論に巻き込まれて議事堂を占拠していまいました。これはどうしてなんですか?」

平山「あそこに攻め込んだ人たちは、普段は普通に一生懸命生きてきたんだと思うんですよ。だけれども「なんで俺はこんな一生懸命やってるのに生活は良くならないんだろう」 「どうして、こんな苦しいことばっかり起きるんだろう」と感じている。インターネットやいろんなメディアを見ると、はるかにいい暮らしをしている人たちの情報で溢れているじゃないですか。「なんで俺は、子どもたちも苦労させて、貧乏させて、医者にも連れていけないんだ」「俺は一生懸命やってんのになんでだ!」ってなった時に、「なんかおかしいんじゃないか?」と考えるんだと思うんですよ。」

大竹「つまり、こういうことに参加する人たちは日常生活で追い詰められていた?」

平山「そうです。上の人間はそれを利用するんです。」

室井「真面目にやっているのにこんな暮らししかできなくて「どうしてだ?」って思うことは間違っちゃないし、みんなそう考え考えるべきだと思うけど、どうして矛盾がある変なこと言って、ちょっとつつくと怒りだしたりするの?」

平山「完全にどっぷり信じてるってことはないと思うんです。でも彼らにとってみると、これを信じること以外は、全部自分の責任になっちゃうんですよ。」

大竹「どういうこと?」

平山「例えば、「お前には学歴がないからだ」とか、「弁護士の資格がないからだ」とか、いろんなこと言われて自分の責任になってしまう。彼らは真っ正直に自分のできることを一生懸命やってきたんだけど、それに直面したら手も足も出なくなっちゃうわけですよね。すると例えば酒場とかいろんなところでディープステートの話に乗ったり…」

大竹「すいません。ディープステートについてちょっと説明してください。」

平山「あれは「影の政府」っていう考え方です。実は、ものすごい大金持ちの「影の政府」が何世紀にも渡って存在して、そういう人たちに俺たちの政府は操られてるんだと。だから目を覚まさないといけない、という動きが加速したんだと思います。あと、アメリカの場合は、やはり〇〇国家なんですよ。」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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