人に頼れない。甘えられない人へ。心理カウンセラー中元がアドバイス「甘え下手という自覚をした上で、ちょっとずつ頼る練習を」
『中元日芽香の「な」』が、4月3日(月)午前7時に更新され、「ちょっぴり長電話」のコーナーで「人に頼れない。甘えられない」という相談に親身に答えた。
今回の相談は、「人に頼れない。甘えられないという悩みがあります。どうしても強い自分でいなきゃ。みんなに迷惑をかけてはいけない。と思ってしまい、人を頼ることができません。これは友達だけでなく、家族も同じです。このままでいいのか改善していくべきなのかずっと模索しています」という相談だ。中学生時代の両親の離婚以来、周囲の人に頼らず自分の力でどうにかしようと決意。それから、誰かに頼らずに過ごしてきた結果、人に甘えられなくなったという。しかし、人に頼らないことで業務上の問題を起こすのではないかと恐れているという。このメールを受けて中元は次のようにアドバイスを送った。
中元「たとえば会社の中でもうちょっと経験を積んできたら、逆に皆さんを助ける存在になったり、プライベートでも、ご友人の悩みを一緒にこう解決したりっていうどちらかというと引っ張っていくような力もお持ちなのかなーって思ったりしつつ。そんな自分が困った時にじゃあ誰が助けてくれるんだいっていうと…それも自分かいってなりますもんね。何かアドバイスをいただけたらということで、今100%自分で解決しているというスタンスがあって、そして、頭の中で検討していることとして頼った方がいいのかなぁみたいな時って、たとえば本当はそんなに困ってなかったり、ちょっとだけ困ってますみたいな時に、先輩にちょっと聞いてみて、あ、頼るってこういうことかって頼る練習をするというか、甘えるってこういうことねみたいなのを今まで10年ぐらいかけて(頼らずに)やってきているので、10年はかからないかもしれないけれど、甘え下手という自覚をした上で、ちょっとずつ頼る練習をしてみる。やっていると自分の中で、人に声かけるってこういうことかとか、もしかしたら弱みを見せることがご自分の美学に反するかもしれませんが、でも、そんなふうにやっていると、いざ本当に頼りたいってなった時に、これ自分練習してきたぞっていうカードが使えるようになるのは、社会で生きていく上で、使えるカードが多ければ多いほど自分を助けてくれそうですもんね。体調がいきなり悪くなったり何が起こるかわからないです。といいつつ難しい提案をしているなぁと私は思っているんですが」
と、甘え下手であることを自覚して頼る練習をしてみることを提案。さらに、親については頼るのではなく世間話の延長として練習してみてもいいかもと提案した。
中元「いきなり深刻な話とか、深い話をしてとまで言わなくても、ちょっと最近こういうことがあって大変だったけど、まぁ結果大丈夫だったよみたいな、弱みを見せつつ、最終的には大丈夫でしたいう報告とか。いつもの会話よりちょっとだけ自分の弱みも織り交ぜながら、心配はあくまでさせたくないけどっていう、頼り方というか、世間話の延長でってやってみると、自分の中で親ってこういう話も許容してくれるんだって感覚がつかめて、それも慣れにつながってくるのかなーって思ったりしました」
『中元日芽香の「な」』は毎週月曜日午前7時に、Podcastにて更新中。
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Profile
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1996年4月13日生まれ。広島県出身。早稲田大学在学中。 日本推進カウンセラー協会認定、心理カウンセラー&メンタルトレーナー。 2011年から6年間、アイドルグループ「乃木坂46」のメンバーとして活動したのち、2017年にグループを卒業。 自身の経験から、心理カウンセラーになることを決意。グループ卒業後、認知行動療法やカウンセリング学などを学び、2018年にカウンセリングサロン「モニカと私」を開設し心理カウンセラーとして活動を始め現在に至る。