給与デジタル払いのスタートで銀行の未来はどうなる!?
3月30日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「お金の未来」をテーマに語り合った。日本もキャッシュレス化が進み、今年4月からは会社の給与をスマホ決済アプリなどに送金する「給与デジタル払い」も可能となる。一方で現金信仰も根強く、コロナ禍前まで、芸能事務所の太田プロでは現金を紙封筒に入れて渡す手法が続いていたとも言われる。
西川あやの「どうですか、給与デジタル払い」
中田花奈「(太田プロの例を知って)タレント業というのが特殊だから、『今月どれだけ仕事をいただけたか』『こんな厚さになったね』というのを見るためにやるわけじゃないですか。毎月同じ額だったら……、私はデジタル払いで全然いいと思います。まず現金でもらった経験がないし。二十歳になる前から家族カードを持つなどして、現金を持つ習慣があまりなかった」
入山章栄「僕はもう積極的に(給与デジタル払い)やっていいと思います。選択肢が多様で、現金を大事にする会社もあっていいでしょうけど、そうじゃなくても、という人は便利なものを使えばいい、というだけの話で」
西川「『給与がデジタル化したときに銀行の役割みたいなものはどうなるのか?』って思いますね」
入山「すっごくいい質問で。結論から言うと、日本から銀行はなくならないと思います。ただ本質的には、もうなくてもいい。少し難しい話ですけど、アフリカあるでしょう? アフリカって、貧しくて銀行口座を持てない方がまだ多いんですよ。じゃあどうやってお金のやりとりをしているかというと、スマホとケータイを使っているんです」
西川「タブレット端末もめっちゃ持っていますもんね」
入山「Safaricomという通信会社があるんです。いまどこが決済機能を担っているかというと通信会社なんですよ。みんなモバイルでお金のやりとりをする。銀行を持たないまま通信会社が銀行の機能を持っちゃったんです。だからアフリカは銀行、ほとんどありません」
西川「へえ~!」
入山「だけどお金のやりとりは進んでいると。問題は、銀行という名前じゃなくても銀行的な仕組みは必要なわけです。決済とか。そういう意味で日本は銀行がありますから、効率もいいし、整っている。銀行的な機能は残ると思います。ただその役割のけっこうな部分を銀行以外が担ってくる可能性があるんですね」
西川「なるほど!」
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