『笑って人類!』発売中、爆笑問題・太田光が人を「笑わせたい」理由とは!?
3月22日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)はゲストに爆笑問題の太田光さんが登場した。特集コーナーも太田さんとともに、「言葉の力」というテーマでお届け。太田さんが今月発売した小説『笑って人類!』についても話を伺った。
西川あやの「この機会に太田さんへの質問をしていいということで。永井さん、いかがでしょう?」
永井玲衣「さっき(番組中)、この本(『笑って人類!』)を書かれた動機を『とにかく笑わせたい』とおっしゃっていて。太田さんは『笑わせたい』というのがいちばんにある方なんだな、と想像したんですけど、いまいちばん関心があること、考えていることは?」
太田光「『笑ってもらう』に尽きるね。言葉の力の意味は何か、なんで人が言葉を発するか、というと『伝えたいから』でしょう? 伝えたことを証明するのがいちばんわかるのは、相手が笑うこと。漫才やっていて、やっぱり伝わらなきゃ笑ってもらえないもんね。(お客さんが)笑った瞬間に『あ、伝わった』という喜びがある。だから笑わせたいんだよ」
永井「ああ~!」
太田「理屈で四の五の言って、相手が『うん、うん』と反応しても腹ん中じゃ伝わっているのかどうかわからない。でも笑うっていうのは衝動じゃん」
大島育宙「生理的反応で」
太田「こっちが意図したことをちゃんと受け止めて、体で反応してくれた、これはもう『伝わった!』っていう証拠なわけ。だから笑わせたい」
西川「舞台ではお客さんの反応がわかると思うんです。ラジオだとリスナーの反応、わかりませんけど、そういうときは?」
太田「お客さんの前じゃなければ、もう『笑っていてくれ』と願っているだけで。反応はわからないから。確かめようがないから希望的観測でしゃべっているっていう」
大島「文章の仕事でも一緒ですか?」
太田「一緒だね。文章の仕事はタイムラグがあって、あとからいろんな書評が来たり、どれぐらい売れたかという情報が出たりして、なんとなく『伝わったのかな』と思う。でもなんつったって、いちばん気持ちよく確認できるのはやっぱり舞台ですね。お客さんが目の前にいる」
大島「感想としては『笑いました』というのが?」
太田「うれしいですよ」
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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