東京のサクラ満開となりました
文化放送をキーステーションに全国32局の制作協力で、月曜日から金曜日の午後5時からお送りしている「ニュースパレード」
きょう3月22日、気象庁は東京のサクラが満開になったと発表しました。
東京管区気象台の職員が目視で観測をして8割以上の花が開いていることを確認すると、満開の発表になります。
14時に報道陣や一般の花見客が靖国神社の標本木の前に詰めかける中、今年も東京管区気象台・地上気象観測班長の小林與朗(よしろう)さんが観測。
報道陣は何か話すかもと小林さんについて歩き、一般の花見客も見守ります。
そして「桜の標本木、80%以上の開花を観測しています、ということできょう満開となりました。満開を観測しています!」と発表すると、回りから拍手が起こりました。
そして「手話でも伝えたいと思います」と、去年に続いて手話を交えて発表してくれました。
(↓ 写真は標本木を見上げる小林さん)
開花も2月14日と最速タイでしたが、満開も統計史上2番目の速さ。平年より9日早く去年より5日早い満開です。
気象庁が発表する前から、皆さん「満開ね~」と口々に話しており、「これが基準となる標本木、初めて見た!」などと盛んに写真を撮っていました。
靖国神社の標本木、日本中で最もテレビ出演が多い桜の木であることは間違いないかもしれません。
きょうは東京都心の最高気温が23.8度と今年最も高くなり、靖国神社でも皆さん「暖かいというより暑い…」と言いながら、満開の桜を楽しんでいました。
小林さんは「明日から天気が悪くなる予報なので、最新の予報をみながら、お花見を楽しんでいただければなあと思います」と話していました。
おっしゃる通り、明日から春の長雨、気温の変動も大きくなりそうです。
最新の予報をチェックしてください。
気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子