SNSのマッチングに疲れたら コミュニティースペースのちょうどいい距離感
「おとなりさん」(文化放送)のゲストコーナー「10時のおとなりさん」の3月22日のゲストに、荒川区のコミニティースペース「おぐセンター」店長・森下怜さんが登場! 下町のコミュニティースペースで体験できるコミュニケーションとは?
鈴木おさむ「コミュニティースペースというか、僕の家の近所にもおしゃれな倉庫みたいな場所があって、その小さなスペースにコーヒー屋さんや古着屋さんが入っていて。そこでみんなが過ごしていい、みたいな。色んな形のコミュニティースペースが都内に現れていると思うんですけど、やってみてどうですか? 人は来てますか?」
森下怜「来てます! 僕、もともと渋谷とか原宿の近辺で働いているところから荒川区の西尾久に来たので“初下町体験”なんですよ。だから街の人からコミュニケーションをとってくれるのが面白いです。売っている物ではなくて、“誰がいるか”を目的に話に来る感じがあるので、居心地がいいですね」
鈴木「みんなご飯を食べにくるわけじゃないですか? そこで“あの人、友達さがしてますよ”とか、マッチングみたいなことはしないですか?」
森下「同じ空間で何人かいて、“この人とこの人は合いそうだな”と思って、マッチングすることはあります。僕が促すまでもなくマッチングする場合もあるし」
鈴木「え? みんな話しかけるの?」
森下「話しかけます」
鈴木「普通のご飯屋さんだとお客さん同士で話しかけないですよね? だけど、ご飯食べたあと小上がりに行って、“今日はどこから来たんですか?”って仲良くなるの?」
森下「そうなんですよ」
坂口愛美アナ「常連同士が仲良くなりやすいお店ってたまにありません? それって店長さんの人柄によってそうなったりするので、その店長さん的ポジションが森下さんってことですよね?」
鈴木「問題はないですか?」
森下「問題は驚くほどなくて、癖のある方もたくさんいる環境だから苦労するかと思いましたが、良い人しかいないですね」
鈴木「うちの店は、すごくみんなが仲良くなりやすい環境なんですけど、仲良くなればなるほど起きる問題が“恋”なんですよ」
坂口「恋が生まれちゃうんだ」
鈴木「恋が生まれるときは良いんだけど、恋が破れるとその人たちが来なくなるんですよ。だからお客さんが減るんですよ。そういうことはあんまりない?」
森下「ないですね」
坂口「お客さんの年齢層も、上の方から下の方までいるからですか?」
鈴木「しかもお昼でしょ?」
森下「一日通しで、11時半~21時までやってます」
鈴木「夜中1~2時までお酒を飲んでると恋が生まれやすいんだよ。だけどお昼だとコミュニティーって感じで、年齢差のあるお友達と仲良くなれるんだ」
森下「そうですね」
鈴木「現代に合ってると思います?」
森下「合ってると思いますよ。お互いに欲している感じで、ちゃんとそこがリンクしてる印象があります」
鈴木「SNSのつながりとかマッチングアプリとか出会う方法はいくらでもあるし、出会うのが面倒くさいっていう人も多いと思いますけど、その中でそういう距離感で居られるのはいいですね」
「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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