ファッションデザイナー古田由佳利が語る 松任谷由実の衣装を手掛けたきっかけ
「おとなりさん」(文化放送)のゲストコーナー「10時のおとなりさん」の3月15日のゲストに、ファッションデザイナー・古田由佳利さんが登場! 衣装を手掛けたからこそ分かる、松任谷由実さんの偉大さとは?
鈴木おさむ「注目を浴びるというか、自分のステージが変わる仕事ってあるじゃないですか? 古田さんのキャリアのなかで、一番最初にステージを変えてくれたと思う仕事はなんですか?」
古田由佳利「フリーになって一番大きいお仕事は松任谷由実さんのお衣装をできるようになったことです」
鈴木「何がきっかけでやるようになったんですか? 知り合いに声をかけられたんですか?」
古田「“衣装をできるスタイリストを探している”と言われて、一緒にやらないか? と声をかけてくださって。“楽しそう!”と思って、記念受験くらいの勢いでコンペに出しました」
鈴木「デザイナーの衣装のコンペっていうと、テーマを出されてそれにまつわるデザインを描くんですか?」
古田「(松任谷由実さんは)毎年、苗場でライブをやられているんですけど、それ用の衣装テーマがあって、“デザインを描いてきてください”みたいな」
鈴木「何点くらい描くんですか? 自由なんですか?」
古田「自由です。何着描いてもいいというか」
鈴木「一個で勝負する人がいても良いし、十個描いてもいいし。コンペに参加する人は、けっこう多いんですか?」
古田「その時はたぶん2~3人いらっしゃったと思います」
鈴木「それで出して、最終的にユーミンさんですか? 松任谷正隆さんですか?」
古田「正隆さんとお話させていただいて、後日“いいよ”って言ってくださって」
坂口愛美アナ「それが何年くらい前なんですか?」
古田「それが7~8年前とかです」
鈴木「僕ね、ユーミンさんとかにすごい思うことがあって。一流の人って、売れている人に声をかけることも可能じゃないですか? だけど、新しい人たちを発掘したりとか」
古田「本当にそう思います!」
鈴木「古田さんをフックアップすることによって、古田さんが次のステージに行くし、それによって注目を浴びるじゃないですか? 自分がそうしてもらったように、若い人に手を差し伸べて引っ張ってくれる感じありません?」
古田「あります! 私なんて海の物とも山の物とも分からない人なわけですよ。でも“やってみる?”というスタイルなんです。それだけ、“何かがあっても大丈夫”っていう大きな器で試させてもらったおかげで、私たちのような人間が世に出させてもらって、知っていただくきっかけになると本当に思いました」
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