「前進している」アカデミー賞。「エブエブ」ミシェル・ヨーの主演女優賞に大きな意味あり
3月13日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「賞レース」をテーマにお届けした。賞といえばこの日、アカデミー賞が発表され、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が作品賞をはじめ7部門を受賞したことが大きなニュースとなっていた。
山内マリコ「私、朝からずっとWOWOW(でのアカデミー賞授賞式)観ていました。勢いがメチャクチャあって、アジア系の主演女優のミシェル・ヨー、助演男優賞のキー・ホイ・クァン……。この人たちの躍進ぶりをみんな胸熱で観ている感じがありました。アカデミー賞って、もともとすごく白人男性に偏っていて」
西川あやの「そうでしたね」
山内「長らく保守的な賞だという批判もあって。2018年ごろかな、#MeTooがあったあとで、ハリウッドも変わらなきゃ、ということで、人が入れ替わったり、新しい人を入れたりしたんですね。あといまのアカデミー賞のトップの人が女性で、組織として変わろう、というのが年々、選ばれる作品に反映されてきていた」
西川「はい」
山内「『パラサイト』の受賞とかね。そういった中で、やっとアジア人として初の主演女優賞をミシェル・ヨーがとったということで、本当に前進している、時代を映しているという感じがします。作品に対してもアカデミー賞の編成にしても」
このあとも山内による、エブエブこと『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』やアカデミー賞の解説が展開した。一方で「賞レース」といえばお笑いにも数々の賞がある。
西川「賞レースは影響あるな、と思いますが、伝統芸能界においてはどういうものがありますか?」
重藤暁「たぶんですけど、落語でいえばいちばん近いのがNHK新人落語大賞。新人の落語家さんがある程度のルールの中で勝ち上がって、決勝大会がテレビで放映されて、みたいな感じ。売れっ子になるための近道、最短ルートですね」
山内「どういう方が受賞されているんですか?」
重藤「直近でいうと立川吉笑さん」
西川「あと文化庁の芸術祭も……」
重藤「そう。文化庁が芸術祭で『大賞です』みたいな感じで賞を出す、というのが伝統芸能の賞ですかね」
ほかにも山内が過去に受賞した「R-18文学賞(読者賞)」の話題も飛び出した。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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