3月6日(月)ONAIR 片山右京 DREAM REVIEW レポート!!
今月は、2000年シドニーオリンピックに、女子マラソン代表として出場したオリンピアン、市橋有里さんをゲストにお迎えしてお届けしました。
【市橋さんのプロフィール】
徳島県鳴門市出身
中学卒業後の1993年に上京、本格的にトレーニングを開始
高校時代に、当時の1万メートルの高校記録を樹立
1999年、世界陸上セビリア大会で銀メダルを獲得、世界大会のマラソン種目で当時、史上最年少のメダリストとなる。
翌2000年に、シドニーオリンピックに出場
腰高で軽やかなランニングフォームはエレガントで、理想的なフォームと専門家から評されている。
その後は度重なる故障等に悩まされ、2007年に現役を引退、現在は、マラソンクリニックなどでの指導や各メディアでの解説をはじめ、各地の大会にゲストランナーとして参加するなど幅広く活動中。
右京さんの第一印象は、「モデルさん」な、市橋さん。
マラソンで史上最年少のメダリスト、高校で10,000メートルの記録を出す実力に、スーパーエリートと絶賛。
それに対して市橋さんは。「全然エリートじゃないですよ」と笑いながら会話がスタートしました。
東京に出てきて、クラブチームに入る際、2回断られて、3回目でやっとクラブチームに入ることができたそうですよ。
なのでエリートコーストは全然違う感じと、ご本人も思っているようです。
中学校卒業後に上京して、高校からは東京。
高体連に登録することなく、いきなり実業団と走っていた、市橋さん。
そもそも陸上を始めたきっかけは?
― 小さい頃は飽きっぽくて何も続かなかった。小学校4、5年生でバレーボールがを続けられたので、中学校に入った時にバレー部に入ろうと思ったけれど、最初の1週間体験で見学に行った時、ドア開けた瞬間、バレーボールの先生がすごい怖い感じで怒っていたので、これは無理だと思い、一瞬で諦めた。と言うエピソードが・・・。
そして、どのクラブに入れようか迷っていたところで、陸上部のキャプテン(結構イケメン)から声をかけられて見に行こうかなぁと。
それを家で姉に話したところ、そのキャプテンは実はお姉さんの彼氏でした!!(と言う落ちが・・)
それがきっかけで陸上部に入りました。
右京さんも、コーチとなる人は優しくてイケメンがいいよねと一言。笑
陸上については、右京さんも、中学高校と経験があるので、「1番シンプルでも一番辛いよね」と共感。
― 中学校で始めた時、陸上はとにかくいろんな種目がある中で、短距離・長距離・ハードル・砲丸投げ等いろんなことをさせて貰いました。
週6回の部活活動で毎日違うことをやらせてもらったので、飽きっぽい私でも続けることができました。
中学を卒業して高校から本格的に始めたときの様子は?
ー 中学3年生の時に徳島駅伝と言う大きな大会にゲストランナーとしてソウルオリンピックの金メダリストロザ・モタさんが来てくれて、その時に花束を渡す役を待たされて、そこで会話をしたときに、「世界で戦える選手になるよ」と言ってもらえたので、それを聞いて、オリンピックに出たいなと言う夢ができました。そこからマラソンを走りたいと思いました。
10,000メートルで、当時の高校記録を樹立、1999年の世界陸上では、最年少でマラソンメダリスト。
これしかメダル持っていないんですけどと謙遜しつつも当時を懐かしく思う、市橋さん。
その時のスペインのセビリアは、凄い暑い大会で・・・
気温40度位との中、暑さが得意な市橋さんにはちょうど良い大会だったそうで。5人選ばれる選手の中で、高橋尚子さんが欠場してしまい、4人の日本人選手で頑張ろうと言うことになって、走っていたら、いつの間にかメダリストが、どんどんどんどん落ちていく展開で、いつの間にか2番手になっていました。と振り返る、市橋さん。
どんな状況の中でもイコールコンディションで走る世界大会、自分はそんな中2番でだったことで舞い上がったりしませんでしたか?
ー 自分の中ではまだ通過点で、アテネオリンピックを目指していて、そこに向けて世界選手権は通過点で、そこで結果が良かったので、シドニーオリンピックも選んでいただいて…。とにかく監督からは調子に乗るなと、ものすごく言われました。
周りは変わったけれども私はそんなに変わっていませんでした。
みんなの期待がのしかかってくる史上最年少でのメダリスト、その次にそれはプレッシャーにならなかった?
ー そこは監督がメディアから守ってくれたので、変な情報が入らないようにしてくれていたと言う面があったと思います。
なんでそこまで楽しみながらできるのか?と気になる、松井アナ。
ー 結果を残さないと地元に帰れないというのが高校生ながらにあって・・・。
徳島にいたときに、ちょうど東四国国体と言う大会が地元で開催される予定だった。地元の高校に行って、地元の実業団にというの勧められていたけれども、それを蹴って東京に来たので、何かちゃんとした結果を残さないと帰れないと言う自分をちょっと追い込んでいたのかなと言うのを思い出しました。
地元の先生には、申し訳ないなと言う気持ちがちょっと片隅にはあるけれども、それ以上の結果を残したからよかったよねと、右京さん。
明るい雰囲気で、トークは進んでいましたが、今回はここまで。
また、来週もお話を伺います。
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