イメージと違う!? テキヤの掟、その仕事
3月8日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、大竹メインディッシュのコーナーに、社会学者の廣末登さんが登場した。監修を務め、1月に発売された本『テキヤの掟 祭りを担った文化、組織、慣習』にまつわる話を聴かせてくれた。
大竹まこと「ご自身でテキヤの経験もあると」
廣末登「バイトですけどね。42歳ぐらいのとき。東京で鬱病になっちゃいまして、1日19時間睡眠で、4ヶ月寝たきりだったんですよ。体がなまっちゃうから、どうしようかと思ってアルバイトニュース見ていたんですね。そしたらテキヤさんの募集があって、『これ行こう』と思いました」
壇蜜「そこに!?」
大竹「飛躍しているように見えますけど(笑)」
廣末「募集をしていたところが、中学ぐらいのころ、軽く不良をしていたときに『行ってはいけないエリア』だったんですよ」
大竹「働いて鬱病になって、行っちゃいけない区間のバイトがあった」
廣末「そうです。もう大人だから不良の縄張りというのは関係ないですね」
壇蜜「関係な……うん、はい(笑)」
大竹「何を売っていたんですか?」
廣末「最初はイカ焼きです。本当にイカをカットして、串に刺して焼く。人気だから忙しいんですよ」
大竹「串に打つんですか?」
廣末「テキヤさんは食中毒を出してはいけませんから、いっぺん全部、湯掻いているんです。それで冷凍して持ってきています」
大竹「なるほど! 串に打たなくていい」
廣末「いい。もう鉄板で焼いて味をつけるだけですね」
壇蜜「凍らせて、持っていって、解凍して、焼くだけ!」
大竹「あとは何を?」
廣末「焼きそばで、これも大変。キャベツを延々と『切らなアカン』のですね(笑)。キャベツの箱の山ができました。終わんないんですよ。そば焼くときも30人分とか焼くんです」
壇蜜「大きな鉄板で」
廣末「そう、大きな。でも『その調子じゃいつまで経っても終わらんぞ! 50人(分)いけよ』と言われるけど『無理っすわ』という感じです(笑)」
このあとも廣末さんは「テキヤ」の業務を、実体験をまじえて語ってくれた。その実態や現状なども詳しく解説している。詳しくはradikoのタイムフリー機能にて。
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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