元徴用工問題の解決策発表 日韓関係は韓国の優位か?
3月7日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、元徴用工問題の解決策について意見を交わした。
元徴用工問題と輸出規制は別の問題だから一緒にしてはいけない
韓国の韓国の朴振外務大臣は3月6日、日韓間の最大の懸案である元徴用工訴訟問題を巡り、韓国の財団が被告の日本企業の賠償金相当額を支払う解決策を発表した。
「韓国側が提示した、徴用工問題の解決策。田中さん、いかがでしょうか?」(寺島アナ)
「やはり韓国側に押されているイメージがありますよね。いま、元徴用工問題だけなんですけど、連動して韓国に対する輸出規制も外すということですよね? そうすると、“日本側が一緒の問題だとみなしている”と韓国側に思われるだけです。韓国寄りの識者たちは“これしか現実的な妥協案はない”とか言っているんですが、そうですかね? むしろ話を蒸し返されないように整備して欲しいですよね」(田中氏)
「2015年に慰安婦問題に関して、“最終的かつ不可逆的”という発言をしたにも関わらず、政権変わったら手のひら返しですからね」(寺島アナ)
「これも、前の政権のときに日韓請求権・経済協力協定を反故にするような動きが起こったわけですよ。日本に対して“外交問題を蒸し返さない”という韓国内の法整備とパッケージして欲しいですよね。今はなぜか良いように誘導されてますけど、このままだと多くの日本国民が“またかよ”って思ってますよ」(田中氏)
「“やっとこれで最後か”って、そんなことはね~」(寺島アナ)
「私、今年で還暦なんですけど、二世代前の話ですよね。今の若い人からしても、歴史的に無縁なわけですよ。外交問題としても解決できてますから、いつまで引きずるのかって思いますね。そういった日本国内の教育やメディアの発信は、若い世代を中心に冷静に見て欲しいと思いますね」(田中氏)
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