出生数80万人割れの裏で子どもの自殺、過去最悪の512人。大竹「子供は社会で育てるんだ!って本当に考えないと」
3月1日放送の「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)では、出生数80万人割れとなったというニュースについて取り上げ、大竹がコメントした。
2022年に国内で生まれた子どもの数は、統計のある1899年以降、初めて80万人を割り込むことが確実になった。厚生労働省が28日に公表した22年の人口動態統計(速報)で、外国人と、海外で生まれた日本人の子どもを含む出生数は79万9728人だった。国内生まれの日本人に絞り込んだ出生数(概数)は6月に公表される。国の推計方法で計算すると77万人台と見込まれる。40年前の1982年の出生数(国内で生まれた日本人の子ども)は、151・5万人で、40年間でほぼ半減することになる。国立社会保障・人口問題研究所の推計(17年)では、外国人を含む出生数が79万人台になるのは、33年とされていた。国内の日本人に限った出生数が77万人台になるのも、同じ33年と見込んでいた。いずれも想定より11年早く少子化が進んだことになる。
昨年に自殺した小中高校の児童・生徒は512人で、過去最多だったことが28日、文部科学省のまとめで分かった。これまでは2020年の499人が最多だった。厚生労働省などの統計(暫定値)から集計した。内訳は小学生が17人、中学生が143人、高校生が352人。特に高校生の男子は207人と、前年より38人増えた。厚労省のまとめによると、19歳以下の自殺の理由(複数の場合あり)は「学業不振」が104人で最も多く、「進路に関する悩み(入試以外)」が84人、「入試に関する悩み」が40人だった。
大竹「子供の自殺すごい人数ですねぇ。自殺する理由が学業不振が一番多いということなんですけど、学業不振は勉強ができないからということかねぇ。この学業不振をもう少し考えてみると、社会に出ても未来が見えちゃってるみたいなことかねぇ。私は生きた時代が違いますけど、学業不振の最たるものでしたけどねぇ。時代のせいか、社会に出たら何とか食っていけると思ってた。もう、そうは思っていられないってことだね」
壇蜜「未来が見えない。あといじめもあると思います。」
大竹「岸田さんは異次元の少子化対策というけれど、内容も分からない。金額も分からない。予算額も分からない。出生数が80万人を切る。これから若い人が生まれなくなれば、年寄りが多くて稼ぎ手が少なくなるのは社会の大問題というのは当然なんだけれど、20代から40代の男女が生み育てにくいと考えているんだよね。大学に行くまでにいくらかかるの?奨学金はいくら返済しなければいけないの?となっている。OECDでも日本は教育に公的なお金をかけない、子供は社会で育てるんだ!って本当に考えないとダメなんじゃないか?家庭・家族・親類で育てるなんて時代もありましたけれど、もうそんな時代じゃないんだから社会全体で育てていくようにルールを変えていかないといけないんだけど、ルールの整備が間に合ってないのが現状だよね」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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