レム睡眠も超大切!?世界的権威が新提言「睡眠は、私たちに何をもらすのか?」
様々な社会課題や未来予想に対してイノベーションをキーワードに経営学者・入山章栄さんが様々なジャンルのトップランナーたちとディスカッションする番組・文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」。
2023年2月20日、2月27日の放送では、常連さんに株式会社オンギガンツ代表取締役で、脳科学者の松田雄馬さん、お客様に筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(WPI IIIS)機構長・教授、株式会社S’UIMIN代表取締役社長の柳沢正史さんがご来店。お二人を迎えて「睡眠は、私たちに何をもらすのか?」をテーマに、トークを展開。開幕早々、マスターが素朴な疑問を投げかけるも、そこには意外な答えが…
入山:そもそも何で私たちは、睡眠が必要なんですか?
柳沢:端的に言うと、わかっていないんです。これ、睡眠学の最先端の研究者の間でも大きな謎のひとつなんです。
入山:素人の考えだと、体とか脳を休めるためだと思うんですが、そうではないと?
柳沢:睡眠中は、大脳皮質の活動は、ほぼ下がらないんです。脳のある全ての動物は眠るんですが、脳に当たる器官がないクラゲですらも眠ることが分かっています。
入山:クラゲも眠る!?松田さん、ここまでのお話、いかがですか?
松田:眠らない動物でいうと、イルカの睡眠って面白くて、脳を半分だけ眠らせるんです。
この後も、知っているようで知らない、睡眠の意外なエピソードのオンパレード!
放送の様子はこちらから
ゲスト紹介
松田雄馬さん
大学院修了後、NEC中央研究所に入所。東北大学との脳型コンピュータプロジェクトの立ち上げ、博士号の取得を経て、独立。2017年には、オープンイノベーションを支援する合同会社アイキュベータを設立し、共同代表に就任。その後、株式会社オンギガンツに社名変更し、代表取締役に就任。
柳沢正史さん
31歳で渡米し、テキサス大学サウスウェスタン医学センター教授とハワードヒューズ医学研究所研究員を2014年まで24年にわたって併任。2010年に内閣府最先端研究開発支援プログラムに採択され、筑波大学に研究室を開設。2012年より文部科学省・世界トップレベル研究拠点プログラムの国際統合睡眠医科学研究機構の機構長・教授に就任。活動は国内外で高く評価され、これまで紫綬褒章、文化功労者などに加え、今年はグーグルやフェイスブックの創業者らによって創設された「ブレークスルー賞」の受賞も決まっている。
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この記事の番組情報
浜松町Innovation Culture Cafe
月 19:00~19:30
浜松町の路地裏にひっそりと佇むカフェ「浜松町Innovation Culture Cafe」 経営学に詳しいマスターが営むこのお店には、様々なジャンルのクリエ…