海外から長期滞在してもらうことが日本の将来につながる!?
2月23日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーでは国内外の「インバウンド」について考えた。
西川あやの「世界旅行ツーリズム協議会が今年1月に発表したデータによると、世界で最も観光力のある都市。1位:パリ、2位:北京、3位:オーランド、4位:上海、5位:ラスベガス、東京は7位だったと」
入山章栄「こういうランキングっていっぱいあるので、一喜一憂する必要はないんです。別のランキングだと世界でいちばん魅力的で行きたい都市の1位は京都で、東京もベスト5ぐらいに入っているので」
西川「入山さんはよく京都に行っていらっしゃいますね」
入山「京都市の戦略アドバイザーというのをしているんです」
中田花奈「まんまと行っていますよ!」
入山「それは僕の戦略じゃない(笑)。京都をもっとビジネス的に強化しよう、というのが僕のミッションで。いま2ヶ月に1回ぐらい行っていますね」
西川「ビジネス的にというのは?」
入山「観光客の方はとてもありがたいけど、すぐ帰るんですよ。日本でこれからほしいのは、それだけじゃなくて、もっと長くいていただくこと。そこでたとえば日本中をまわったり日本の企業やビジネスをしている方と交流を持ってもらったり。長い目で見たら、それで日本の製造業のものを輸入してくださるとか。そういうことのためには海外から人を長期滞在させたほうがいいんですね」
中田「へえ~!」
入山「京都は世界で最も魅力のある街のひとつと言われているから、長期でいてもらってビジネスにつなげていこう、ということをしているんです」
西川「日本全体にとっても長い目で見ると得ですもんね!」
入山「東京のインバウンドの課題はなんだろう?」
西川「東京は定番スポットが多いということなんですよ」
入山「(資料を見て)本当だ。新宿御苑、明治神宮、渋谷ね。浅草、歌舞伎町などね」
西川「外国人観光客が都内でした活動、というのを見てみると、『日本食を楽しむ』が91.1%、あと日用雑貨、化粧品、お菓子などのショッピングが64%。だから渋谷・新宿は観光客の方、多いんでしょうね」
中田「出やすいですからね」
入山「ニューヨークでいう5番街みたいなね」
西川「龍角散が売れに売れて品切れ、と聞きますね。日本人からすると意外というか、こういうのを求めていらっしゃるんだ、と思うのが高層ビルとか、近代的な街並み、景観……。これを目的にする方が過半数いると」
入山「そうなの? 海外だって高層ビルたくさんあるじゃない。東京にわざわざ見にくるんだ」
西川「だから新宿が(人気なのかも)。コクーンタワーとか見たら感動するんじゃないですか? 写真撮ろう、ってなるのかも」
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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