末期の猫が元気に!浅野真澄が期待を寄せる、猫の腎臓病治療とは?
2月22日放送の「くにまる食堂」(文化放送)は、野村邦丸と声優で絵本作家の浅野真澄さんが、猫の腎臓病の治療薬開発に取り組むAIM医学研究所の代表理事・宮崎徹さんに詳しく話を聞いた。
野村邦丸アナ「AIMというたんぱく質が我々の人間の体内にもあって、これが非常に大事な役割をしているということですが、そもそもAIMとは何か?教えていただけますか?」
宮崎徹「人間生きてますと、生活してると生ごみが出るのと同じで、ごみが体の中に出てくるんですね。例えば、体を作ってる細胞が死んだりしますと、その死骸が出ますし、たんぱく質が壊れたりするとごみになります。生ごみが溜まると家が悪くなるのと同じで、ごみが出た所の例えば、肝臓だったり腎臓だったりが悪くなっていく。病気の原因になってしまう。なので、その都度、片づけなきゃいけない。その片づける役割がたんぱく質の1つのAIM。それを我々、人間はみんな持ってる」
邦丸「AIMはごみが出たよってことを教えてくれる」
宮崎「そんな感じですね。AIMがごみを溶かすとか消すとかでなくて、ごみにぺたっと貼り付いて、体の中にいる掃除する細胞にこれがごみですということを知らせる」
邦丸「ここで猫の話です。猫の死因のかなり高いパーセンテージが腎臓病。腎臓病末期の猫にこのAIMを投与したんですよね」
宮崎「そうですね。試験投与といって一種の研究の1つですけど、投与したところ、末期だった猫が獣医の先生から元気になったと言われて」
浅野真澄「すごいことですよね」
宮崎「ビデオで確認したところ、本当に元気になっていたので驚きました。そこから薬に向けて開発をスタートさせたといっても過言ではないですね」
浅野「うちの猫も腎臓が悪かったんです。先生の研究結果を知った時はものすごく嬉しかったです」
邦丸「AIMを投与することで、猫の腎機能が動き始めたということですか?」
宮崎「そうですね。末期の猫に何が起こったか?飼い猫なので、詳しく調べることは難しいんですよね。ですが、色々マウスの実験などでわかっていることからすると、腎臓を悪くしてるごみとか、あるいは体の老廃物を掃除したのかなと」
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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