松浦亜弥、虹コン、合唱団も。今と昔の「チョコ」曲を大特集

2月12日の「鷲崎健のヒマからぼたもち」（文化放送）、『タケスクリプション　日曜名曲集』は「チョコ」をテーマにお届けしました！ バレンタイン直前らしい選曲でしたが……。

鷲崎健「一瞬『ガム』にしようかと思ったんです。『今回のテーマはこちら、ガム！』は笑うかなと」

松井佐祐里「確かに（笑）」

鷲崎「でも笑うだけで、ただの逆張りだなと思って（笑）、チョコにしてみました。皆さんが知っている曲もあると思います。じゃあ1曲目、いきましょうかね」

♪「チョコレート魂」／松浦亜弥

 鷲崎「なんと番組的には、かけるの2回目です！ 『お菓子』特集というのを昨年6月にして、そのときにかけておりました。『もう1回かける』というのが解禁になりましたね（笑）。

みんな松浦亜弥さんの声の……高いところのキレイさ、パチーンとくるアイドル歌謡のよさを知っていると思いますけど。この曲の中音、低音が安定していて、すごくキレイで。楽曲のミディアムさも相まって『初恋』感というよりも、『何度目かの恋』感みたいなのがあって、すごくいいんです。

松浦亜弥さん、（当時の）年齢もありますけど、初恋じゃないバレンタインの歌を、こういうふうに歌った人ってあまりいなかったと思うんです。メロディーも不思議な位置にいきますし。お次はこの曲を聴いていただきましょう」

♪「お菓子と娘」／Cocco

鷲崎「Coccoさんのバージョンでお聴きいただきました。もともと昭和2年、大昔につくられた曲です。大正の気分が続いていた時代ですね。有名な西條八十さんが作詞されているんです。フランスのソルボンヌ大学に入学されていたんですって。

1924年辺りに留学された。ということは第一次世界大戦が終わって恐慌が起こるまでの、いわゆる狂乱の20年代と言われたフランス・パリにいた。ピカソ、モディリアーニ、シャガール、ダリがいて、シュールレアリスムがあって、ジャズがあって……という、あのパリを味わっているんですね。戻ってきて書いたのがこの曲であると。

『お菓子の好きな巴里娘　二人そろえばいそいそと角の菓子屋へ　ボンジュール』『選る間も遅し エクレール』……これがおそらくエクレール・ド・ショコラであろうと。『残るなかばは手に持って行くは並木か公園か』『空は五月のみずあさぎ』あまり知らない言葉ですけど、水浅葱（みずあさぎ）色って、ちょっとだけ黄色が入っている空の色、らしいですね」

松井「へえ～！」

鷲崎「東京の空とパリの空が、この一文でつながっている感じがしますね。すごくモダンな曲だったんだと思います。いろんなバージョンが存在します。皆さん調べてみてください。続きましては大好きな少年少女合唱系からお届けします」

♪「ウィスキー・ボンボン」／東京放送児童合唱団

鷲崎「めちゃめちゃ素敵でしょう？」

松井「素敵です」

鷲崎「僕、大好きなんです。名村宏さん作詞、早川史郎さん作曲ですね。お二方のコンビでほかにも何曲か書かれています。歌詞のほう……『ウイスキーボンボン　ボンボボンボン　子供と大人を一個に丸めた　ウイスキーボンボン　甘くて苦くてほんわかポワーン』かわいいですね。『これってきっと初恋の味だよね　パパに聞いてもママに聞いても笑っているだけ　ほんわかほんわかポワーン』、これが1番」

松井「とてもいいですね！」

鷲崎「2番、若干おもむきが変わります。『あの子に　この子に　目移りしちゃうよ　ウイ好き　坊ン　坊ン』『ノートに名前を並べてポワーン　おませはきっと親譲りなんだよね　パパに聞いてもママに聞いても笑っているだけ　ほんわかほんわかポワーン』」

松井「いや……ええ!? 1番はすごくよかった」

鷲崎「初恋っていいなと思っていたのが。2番になってから……気の多いガキですね（笑）」

松井「ちょっとよろしくないですね（笑）」

鷲崎「メロディーの素敵さと子供たちの合唱のイノセント感でごまかせると思ったんですけど（笑）」

松井「ごまかせませんね（笑）」

鷲崎「本日最後は、ついこの間もかけたばかりで申し訳ないんですけど。私、もっとも推しのアイドルグループであるところの虹のコンキスタドールさんの曲を聴いてください」

♪「本命ショコラティエ」／虹のコンキスタドール

鷲崎「虹コンさん、何曲かバレンタイン時期に出す曲があって、そのうちのひとつなんです。めちゃめちゃハードなAメロ、Bメロのあと、ラップパートがあって、甘々なサビに入っていく。MVもたいへんかわいらしい！ MVにはメンバーそれぞれの告白セリフが入っていて」

松井「ときめいちゃいますね！」

鷲崎「ひとり気になっていた方がいらっしゃるんですって？」

松井「そうなんですよ。（以前から）Instagramで見ていた栗原舞優さんという方が、かわいいな、と思っていたら……『予科生になりました！』と」

鷲崎「すごいですね。本当に最近、入られた子ですよ」

松井「かわいいです！」

鷲崎「行きますか、ライブ」

松井「え!? 心臓がもたないです（笑）。かわいい子を見て溶けちゃう……」

鷲崎「僕もなんですよ（笑）」

 

「鷲崎健のヒマからぼたもち」は日曜午後2～4時、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。