「うわっ力士は無理だ」父は元大関!相撲部屋で育ち中学で180cmを超えた少年はナゼ落語家になった?
大谷翔平と同じ身長193cm!「世界一背の高い落語家」を自称し、この秋に真打昇進が決まっている順風満帆の林家木りんさんが1月27日のくにまる食堂にご来店。恵まれた体格なのになぜ落語家に?それも木久扇師匠に弟子入りしたのか深掘りした。
邦丸「木りんさんのお父様は大相撲・元大関の清國さん。実はそのお父様の、前の奥様と木りんさんのご兄弟は御巣鷹山の(日航機墜落)事故で亡くなられています。清國さんはその後、周囲の勧めもあって再婚されて、そして木りんさんを授かった。」
木りん「そうです。」
邦丸「この木りんさんのお母さんがすごいんです。あの犬山城の城主の末裔だって?」
木りん「平岩親吉っていう徳川家康の十六神将の1人が、うちの母のご先祖様で、犬山城主だったんですね。だから仕事とかでたまに犬山城に行くんですが、世が世ならここが僕のお家だったかもしれないと思ったりします。」(笑)
邦丸「後に清國さんは引退されて伊勢ヶ濱部屋を継承。木りんさんは伊勢ヶ濱部屋で育ったわけです。やっぱり食べるのは離乳食からちゃんこだった?」
木りん「そうそう、ちょっとやわらかくしてね。(笑)でも本当にちゃんこ食べてましたよ。小学生ぐらいの時からお相撲さんに混じってご飯食べるようになりまして、やっぱり周りが食べるから必然食べるんですよね。たぶんそれでどんどん大きくなっていったんだと思います。」
邦丸「で、相撲部屋で生まれ育ったんだけど、好きなのは野球だった?」
木りん「中学・高校とずっと野球やってました。」
邦丸「その体格なら誘われなかった?」
木りん「ある大学からスカウトが来まして、行こうかなと思ったんですけど、僕の同世代は、田中将大・マー君(楽天)とか、坂本勇人さん(巨人)とか、前田健太さん(MLB)とか、ハンカチ王子とかがいるハンカチ世代なんですよ。それを見たら自分なんかとてもじゃないけどプロにはなれないって思っちゃったんですよね。」
邦丸「じゃあ相撲の世界に入ろうとは思わなかった?」
木りん「思いました。お相撲さんになりたいっていうよりは、中学生ぐらいの時から父の後を継がなきゃいけないかなっていう気持ちがありました。でも僕、高校に行きたかったんですよ。それで父に話しをしたら「高校に行きながらでも相撲できるぞ」って言われて、色々考えたんですけど、修学旅行にちょんまげつけて行くのが恥ずかしいなと思って「うわ、これは無理だ」と。それで京都とか時代劇みたいなところに行ったらイヤじゃないですか。で大学に入って2年で中退して落語の世界入ったんです。」
邦丸「これが分かんないんだよなあ。なんで落語?それも木久扇さんだったの?」
木りん「高校生の頃にですね、芸術鑑賞会がありまして。そこにうちの師匠、木久扇が来てくださったんですよ。当時僕は落語を見たこともないのに「落語なんかつまんねえよ」とか「早く終わんねえかな」って友達と話してたんですよね。で、いざ始まったら、めちゃめちゃ面白くて、もう爆笑して「落語ってこんな面白いんだ」と思ったのが入門したきっかけです。ただ、この世界に入って分かったんですけど、うちの師匠がやっていたのは落語ではなく〇〇だったんです。」(笑)
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「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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