念願の単独冠ラジオ番組

─　『Snow Man 佐久間大介の待って、無理、しんどい、、』（以下、『待てムリ』）スタートから1年近くが経ちましたが、振り返ってみていかがですか？

佐久間　最初に出演のオァーをいただいたときは 「やった！」って言いました（笑）。もともとラジオが好きでよく聴いていましたし、人と話すのも好きなので、ラジオをやりたいという気持ちはありました。でも、まさかこのタイミングで話がくるとは思っていなくて。自分の番組っていうのはすごく嬉しかったです。番組が始まってからは、ほんと早いなって感じですね。毎週番組があるので、もっと大変になってくるのかなと思ったんですけど、そんなことなかったです。やっぱり「楽しい！」が勝つんですよね。ゲストの方と一緒にお話しできるのも、自分がオススメしたいことを話せるのも、メールをなるべくたくさん読んでリスナーのみなさんと交流できるのも、全部楽しいからあっという間ですね。

─　特に印象に残っているゲストの方、また今後お会いしてみたい方はいますか？

佐久間　たくさんの方に番組に来ていただけて本当にありがたいですが、初回に寺島（拓篤）さんが来てくれたのは大きいですね。 一人じゃないというのが心強かったです。あとはKis-My-Ft2の宮田（俊哉）君が来てくれたのも嬉しかったです。本当に尊敬している方なので、お話しできて嬉しかったなって改めて思います。今後もいろんな方と話してみたいですが、強いて一人あげるとしたら、宮野真守さんです。僕、大好きなんですよ。男性声優で一番好きなんじゃないかな。憧れの存在です。お話も面白いですし、人を楽しませることに対して貪欲なエンターテイナーだなと思います。あとなんといってもお芝居の演技の幅がえげつなくて、本当にかっこいいです。

─　今後番組でやってみたい企画があれば教えてください。

佐久間　忘年会みたいに、僕とスタッフみんなで喋る会をやってみたいです。やっぱり一緒に作っている番組なので、スタッフの話も聞いてみたいなって思います。ラジオなのにロケに行くとか、スタッフがたまに出て喋るとか、ラジオチックで面白いんじゃないかなって。ラジオならではの企画をやってみたいですね。

今の自分をつくったアニメの存在

─　佐久間さんは大のアニメ好きとして知られていますが、いつ頃からアニメに興味を持ちましたか？

佐久間　小さい頃から好きでしたね。『デジモン』『ポケモン』世代ですし、『おジャ魔女どれみ』とか、朝のアニメはだいたい観ていました。 深夜アニメを知ったきっかけは、2006 年に放送されていた『桜蘭高校ホスト部 』という作品です。従兄弟のお母さんが観ていたのをたまたま知って、そこから深夜アニメを観はじめました。
僕はもともと暗い性格で、引っ込み思案だし、人見知りだし、恥ずかしがり屋だし、人の目も全然見られないし、喋れない静かな子でした。ただ、好きなアニメキャラクターに影響を受けて、無意識のうちに性格や発言がそのキャラクターに寄っていったんです。だから、アニメに出会っていなかったら、今の僕はいないなと思います。アニメに救われています。

─　特に影響を受けたシーンや台詞があれば教えてください。

佐久間　格闘技アニメ『範馬刃牙 』に「地上最強の生物 」の異名を持つ範馬勇次郎というキャラクターが出てくるんですけど、その台詞に「競うな　持ち味をイカせッッ」というのがあるんですよ。それって本当人生においてめちゃめちゃ大事だなって、僕の中で響いた言葉ですね。競い合うより自分の個性を伸ばした方が絶対にいいし、それがいろんなものに繋がって自分の武器になっていくと思います。持ち味を磨くことが大事だということを教えてもらいました。

今後目指していく世界

─　多方面でご活躍されている佐久間さんですが、今後の目標を教えてください。

佐久間　やっぱりSnow Manを国民的アイドルにしたいですね。どこに行っても老若男女問わず、グループ名だけじゃなく個人名でも呼ばれるようになりたいです。偉大な先輩たちに憧れますね。それこそ国民的スターだなって思います。僕たちもそうなれるよう、メンバーそれぞれが頑張っています。個の活躍が最終的にグループに活かされると思っているので、お互いリスペクトしながら、そこにより大きな影響を持って戻れるように活動しています。 僕の戻る場所は Snow Manしかありません。
あと、僕個人としては『待てムリ』を長寿番組にしたいです。この番組に出ることがゲストの方のステータスになるような、そんな名物番組に成長できたらいいなと思います。僕はアニメが大好きで、たくさんの人に作品の良さを知ってもらいたいという思いがあります。「この作品を知った方が絶対人生楽しい！」と思えるので、素敵な作品とかキャラクターとか、いろんなものに対してちょっとでも力になれたらいいなと思っています。

─　最後に、リスナーに向けてメッセージをお願いします。

佐久間　『待てムリ』は今年で 2 年目になるんですけど、好きなものを語る上で年齢が近いとか遠いとかそんなものは関係ないと思います。好きなものを好きと言える世の中になってくれたら、みんなが平和でいいんじゃないかなって思うので、僕のラジオがそのきっかけになってくれたらいいかな。僕を含めみんなで一緒に好きなものをただただ語り合う、そんな楽しい人生を歩みたいですね。これからもオタク友達が喋るラジオみたいな感じで、よろしくお願いします！