ラジオの帝王・伊集院光はいかにして初番組を持ったのか?名放送作家の話しに大竹も驚き「オペラの人だと思ってました」

ラジオの帝王・伊集院光はいかにして初番組を持ったのか?名放送作家の話しに大竹も驚き「オペラの人だと思ってました」

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知ってる人はものすごい人だと知っている、放送作家の藤井青銅さんが1月27日の大竹まことゴールデンラジオに登場。ラジオの帝王の異名をとる伊集院光さんとの出会いを語った。

大竹「藤井さんはいろんな番組に携わっていますが、この業界に入って何年ぐらいですか?」

藤井「えーとね。1979年に「星新一ショートショートコンテスト」ってのがございまして、うっかり出したショートショートが選ばれたので、ラジオドラマも書き始めてっていうことから、もう40…3・4年でしょうかね」

大竹「藤井さんがラジオ番組を担当された方々は、伊藤蘭、松田聖子、沢田研二、古舘伊知郎、CoCo、イルカ、デーモン小暮、ウッチャンナンチャン、爆笑問題、伊集院光、オードリー。オードリーの番組は今もやっている。すごいですね」

藤井「ま、いるだけですけどね。なんにもしてないんですけど」(笑)

大竹「いやでも僕らもそうですけど、何にもしなくても、そこにいてニヤニヤしてたり、ちょっと「うん」て顔をされたりするだけでも、とっても背中を押してくれる感じがします。伊集院さんとはどんな事をやってたんですか?」

藤井「ニッポン放送だったんですけれど、もう全く素人時代というか噺家時代に、伊集院光という名前で彼がやってきたんです」

大竹「どんな感じだったんですか?何の番組だったんですか?」

藤井「素人参加番組、ゴングショーって当時ありましたよね。それに彼が出てきたんですよ。それは私のやってる番組じゃなくって、よく「いい加減な審査員」が出てるじゃないですか。それに私が呼ばれてて、当時彼はギャグオペラっていう芸をやってました。まあ替え歌ですよね、オペラ風の。太ってて黒いマントみたいなのを着て、「わたくしはオペラのなんとか部門を卒業しました」って嘘八百を言って」(笑)

大竹「最初ラジオで聞いたときは、この人はオペラの人なのかって思ってました。すごいいい声で」

藤井「太い声でね。まあ歌は所詮替え歌なんですけど「じゃあ次はこの歌です」っていう繋ぎのトークがすごく面白かったんですよ。だから「この人面白いな。どう見ても素人じゃないな」と思って、終わってから「何やってんの?」って聞いたら「実は噺家で、別の名前でこれやってんですよ」というから面白いと。「この人すごくラジオに向いてんじゃないの?」「なんとかしようと」とみんなが言うようになって番組を持つようになったんです」

室井「伊集院さんってすごいんですよ。一緒の番組に出て、私がつまんないこととか言っても拾ってくれて、面白いことになるの」

藤井「そうなんですよね。だからトークがやっぱ素晴らしくて。私は絡んでないんですが、オールナイトニッポンの彼は2部をやってて、夜中の3時から始まるんですけど夜の7時8時ぐらいから放送局に来てるんですよ。暇だから。(笑)あとスタッフに顔を覚えてもらいたいからね。で、私もそのぐらいに行くんです。そして「今日何の話すんの?」つって「今日はこうで」とか聞いたりしてね。彼によると僕は話がイマイチだと思ったときは顔に出るらしいんですよ。で、「他の話、なんかある?」って言うと、「こういうのあります」って常に2つか3つぐらい彼はトークを持ってきてて。それで「こんな風に言うと面白いかもしれないね。じゃあ頑張ってね。さよなら」って言って夜中の放送は聞かない。」(笑)

大竹「聞いてないんですか?」

室井「え、ひどい!心配じゃないんですか?」

藤井「だけどそれは〇〇だから。」

青銅さんが放送を聞かない理由が気になる人はradikoのタイムフリー機能でご確認下さい。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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