
1月23日(月)ONAIR 片山右京 DREAM REVIEW レポート!!
今月のゲスト、JCL TEAM UKYOの小石祐馬選手にお話を伺いました。
プロの背中を見せてもらっている一方で、プライベートについては全く知らない右京さん。
先週もアメリカに住んでいたことにもびっくりしていましたが…
アメリカで始めて、ジュニアで頭角を現して日本に帰ってきた、小石選手。
全日本でも2位になり、ヨーロッパに行きましたが、いつから「プロ」を意識したのでしょうか?
- 大体20歳から21歳になる時、契約書にサインをするときにプロなんだなぁと感じました。
今までは好きだからやってきて、自分のためと言うほうが大きかったのが、ここからはチームオーダーであったり、他の選手のために働くと言う、今までやってこなかったことやらなきゃいけなかったので、そういうことをやりだしてからプロだなと徐々に感じ始めました。
右京さんも
- 車の世界では、「お金を稼ぐ」と言うのがプロで、好きで走っている人と何億も稼ぐという人には絶対的な違いがあって、両者がレースをしたらプロは負けないんだけれども、自転車はプロの中でも役割がチームの中でも役割があって…プロって言ってるのに全然勝てないじゃないかと思っちゃう人もいるんだけれども、そうじゃない。
と、自転車のプロの世界でのそれぞれの役割、個人の勝ち負けではないという事を切実に語りました。
チーム右京の中にも去年までワールドチームにて、怪我をして出られなくて・・・で、復帰して、国際レース、コロナにかかって出られなかった北海道を覗いたらほぼ全勝した、そういう選手もいる。
その中で、キャプテンとして小石選手は、アジアツアーでは数秒で2位とかなってて、もしかしたら逆転できると言う時は、自分から行くんだけど、そうじゃない時は全部影に隠れてて、エースがトップを走っていると、それを「守る」という仕事がある。攻撃してくる相手に対して司令塔として、自分が先頭になって風よけになったり駆け引きをしている。と、小石選手の凄さを語る右京さん。
(そんな影の立役者、小石選手の姿を)親とか、友達からなんで勝ちに行かないのって言われることある?そういうこと理解してもらってる?と、質問すると・・・
- きちんと伝えているつもりですけど…
(サッカーのワールドカップの戦い方に例えて話が出ました。)
フォワードだけが、点をとっているのではなく、ゴールもキーパーが守ってしっかりチームとして役割を果たしている。
自転車もそれと同じ。チームメイトが勝ったら、自分が勝った時みたいに嬉しいし、自分が勝負しているときに、助けてくれたら、それも感謝しなきゃいけないなと思っています。
チームとして何ができるかということを1番に考えています。
たまに作戦がうまくいかない時もあるけれど、上手くまとまっているチームが勝てるのかなあと思います。
プロとしての仕事って、なかなか見えにくいよねと言う右京さん
一言で言うと「地味」なんだよね。計算をしながらゴールを目指すので、ものすごい冷静じゃないと対応できない。
右京さんは、小石選手に対して「ものすごく冷静である」と言うところで、プロだと感じているそうです。
アシストの重要さについて小石選手も、レースでは、いろいろ指示を出しておいて、自分が勝負するだけだったら、精神的負担はすごく減るけれども、アシストしてくれる選手がいるだけで全然違うな。としっかり感じています。
さらには、これまでのレースをいくつか振り返りながら・・・
(右京さん)個人的には、小石選手をエースにして日本人でレースの結果を取りたい。
そうすると小石選手にアシストをつけて、一番良いタイミングで行っていいよって言うと、もっともっと表彰台に乗ったり、勝てるんだけれど、どうしても高いレベルのレースになると、外国人選手が最後にぎゅっと飛び出してくるんだよ。
そうすると、リーダチャージが気になってしまうからなかなか難しいんだよね。
小石選手も「本当は日本人で1番強いぞ!って、できたらいいんだけれども、そこは僕たちの頑張り次第なのかな…」
と、チーム競技としての自転車の奥深さを垣間見た時間となりました。
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