「あっという間の1年」対策! 「初めて」を増やせば長く感じられる!?

「あっという間の1年」対策! 「初めて」を増やせば長く感じられる!?

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1月23日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「あっという間の1年」をテーマにお届け。年末に使いがちなこの言葉や、大人になると時間を短く感じるようになる現象について語り合った。

西川あやの「なぜ大人になると体感時間が短く感じるのか。心理学者の一川誠さんや脳科学者の茂木健一郎さんの書籍を参考にしました。よく言われるのが、『大人は初めて経験する物事が少ないから』。」

重藤暁「ああ~!」

西川「大人と子供の時間の感じ方の違いは、体験する出来事の数も関係していると。子供は初めて経験することが多く、いわば毎日がイベントだらけ。イベントの数が増えれば増えるほど時間は長く感じる。これをレビュー効果ともいうそうですね」

重藤「新しい経験は刺激的だから、それがあり続けるほど『長い!』っていうことか」

西川「仕事や人間関係の苦悩でも『これ前にあったケースと似ているな』って」

山内マリコ「そう。だから経験値なんですよ。積み上がっていくのはいいことだけど、刺激という意味では薄まっていくし、喜びという意味でも慣れてきちゃう」

西川「あと『大人は代謝が落ちていくから体感時間が短くなる』」

山内「これは衝撃(笑)!」

西川「人間、代謝が活発だと体感時間も長くなって。同じ時間でも、熱を出して寝込んでいるときの時間は長く、くつろぎながらスマホをいじっているとあっという間に感じる。また人間は狭い空間にいるほど時間が早く過ぎているように感じ、反対に広い空間ではゆったりと流れるように感じる」

山内「そうですね。子供を観ていると『このサイズで世界と対峙しているんだ』って感心します」

西川「そしてここからです。『あっという間の1年』と言わないために、どうすればいいか。大人は初めて体験する出来事が少ないと話しました。逆に言えば初めて体験するものが多ければ長く感じられる、という仮説も成り立ちます」

重藤「そういうことですね」

山内「私はアラサー、30手前のとき、彼氏もいない、仕事もうまくいかない。『マジ孤独』みたいな状態で。ああいうときは時間を長く感じるし、あのときの自分の状況を、インパクト持って憶えてもいます。30の誕生日にひとりでカフェにいて、凍えながらコーヒー飲んで、人生のことめっちゃ考えていたなって(笑)」

西川「映画だったらメチャクチャ重要なシーンですね(笑)。私はここ2、3年、長く感じているんです」

山内「それはアラサー現象ですよ! アラサーは第二の思春期なので、時間の流れ方が違う気がします。(物事の)受け方も変わる、敏感になっている。仕事を始めてから数年で慣れてくると2回目、3回目のことが増えてくるじゃないですか。でも私の場合は27歳ぐらいから、1年間を濃厚に、長く感じたな。悩みもあったから」

西川「重藤さんはいろんな年代の方と関わると思いますけど……」

重藤「毎日会う人が違う。『初めまして』って名刺交換をする頻度がほかの同年代に比べて多い気がする。毎日刺激的だから、1年間が長いんですかね」

山内「5年後にまたこの話、しましょうね!」

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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