日本銀行「金融政策決定会合」 日本に必要なのは“今の金融政策”に“政府の協力”
1月17日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、“日銀の金融政策決定会合”について意見を交わした。
メディアの報道に惑わされず、金融政策は今のまま……
日銀は1月16日、2兆1148億円の国債を買い入れた。1月17~18日に開く金融政策決定会合で政策を再び修正するとの観測から国債が売られ、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが一時0.51%まで上昇。日銀が上限とする「0.5%程度」を2営業日連続で上回った。日銀と市場の攻防は激しさを増している。
「田中さん、このニュースはどうご覧になりますか?」(寺島アナ)
「日銀の金融政策を決めている人に言いたいのは、“メディアの報道に惑わされずに今のスタンスを維持して欲しい”です。2兆1148億円の国債を買った勢いで、政府は永久国債を発行していただきたい。そしたら日銀が1~2兆円くらい吸収してくれます。例の“防衛増税”とか“異次元的な少子化対策”とか一発で解消する勢いだと思います」(田中氏)
田中氏は、日銀の金融政策決定会合へ、期待と不安を語った。
「活きのいい日銀があるうちに、政府は協力して長めの国債をばしばし出してもらえたら、勘違いした外資の人たちが日銀に買わせようとしますから。日本国民は笑いが止まらないですよね、そういう風になれば。しかし、そうならないのが不幸なんです。このまま政府が国債を出し渋って、4月に日銀の総裁が黒田さんから変わったら、不安でいっぱいですよ。日本から資金が逃げるような、間抜けな状況にならないことを祈ってます」(田中氏)
「日銀は今日と明日の金融政策決定会合で“政策を再び修正する”という観測も出ているようですが……」(寺島アナ)
「その観測を叩き潰さないといけないですよ」(田中氏)
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