「日芽香セレクション」中元日芽香、映画「ソウルフル・ワールド」に感じた「ジャズる」と「きらめき」
『中元日芽香の「な」』が、1月16日(月)午前7時に更新され、「日芽香セレクション」のコーナーで中元が触れた映画や本、漫画から生き方や考え方、カウンセリングのヒントになるかもという作品について紹介した。
今回、中元が紹介したのは、「ソウルフル・ワールド」という2020年に配信されたディズニーピクサーの映画。
人間として生まれる前のソウルたちが暮らす世界に紛れ込んでしまった音楽教師ジョー。ジャズミュージシャンになる夢が叶う寸前だった彼は目的を見失い人間になることを拒むソウル22番と出会う。やがて元の世界に戻りたいジョーは22番とともに、ソウルの世界で大冒険を繰り広げる。
中元は特に作品に感じたキーワードとして「ジャズる」と「きらめき」があるという。ジャズるとはいったい何か・・・。
中元「ジャズるっていうのは主人公のジョーがジャズが好きなことから出てくるんですが、好きなことをしていたり好きなものの話をする時ってテンションが上がって心が踊る感じがしますよね。その様子を見た22番がジョーに、ジャズってるねーって言って以降、何回か出てくる言葉。これ私ならなんて言うかなーっていうの考えました。語感もいいし、○○ってるっていうポジティブな言葉の自分なりのやつをを探したいって思って。皆さんだったら、何してる時が心躍ってるなぁ。自分生きてるなぁってなりますかね。たとえば私は愛犬がモニカっていう名前なんですけど、なんかモニってる時かなぁとか。多分好きなものの名詞ものの名前を入れるといい感じになりそう、って思いました。そんな感じで自分にとっての心踊ること。大きく言ってしまうと生きがいって何かなーっていうテーマだと思うんですが、でも重いニュアンスではなく、どちらかというと童心に返って考えたくなるようなそんな気持ちにこの作品を見ていて思いました」
「ジャズる」は生きがいだと語った中元。ではもう一つのキーワード「きらめき」とはどういうことか・・・
中元「22番は生まれる前のソウルとして人間になる目的を見失いっていう説明を先ほどしました。この作品を視聴する私たちはすでに生きていますよね。だから人間になる目的を見失うというよりは、あらためて今何を大事にしていっているかなっていう問いに変換できると思います。これは、今の私の問いかけにパッと回答できないよっていう方も中にはいるのかなぁというか、そんなの考えたこともなかったかなぁとか、あるいはそんな大それたものなんて特にないです。みたいなとかね。今、何を大事にして生きてますか?ってなんか壮大なテーマのように感じてしまいますね。私たちの耳に入ってくる情報としては、スポーツ頑張ってますとか、お仕事頑張ってますとか、堂々としている人ってクローズアップされやすいですよね。ジョーも、ジャズが好きっていうのを明確に持ってました。でも今何を大事にして生きているかって聞かれると困りますっていう方にぜひこのソウルフルワールド見ていただきたい。もちろんはっきり持っているよっていう方にも見ていただきたいんですけれど、大事にしたいものはいろいろあるのかもなーって思えるような映画でした」
『中元日芽香の「な」』は毎週月曜日午前7時に、Podcastにて更新中。
「過去の配信分もこちらから聴けます」
-
Profile
-
1996年4月13日生まれ。広島県出身。早稲田大学在学中。 日本推進カウンセラー協会認定、心理カウンセラー&メンタルトレーナー。 2011年から6年間、アイドルグループ「乃木坂46」のメンバーとして活動したのち、2017年にグループを卒業。 自身の経験から、心理カウンセラーになることを決意。グループ卒業後、認知行動療法やカウンセリング学などを学び、2018年にカウンセリングサロン「モニカと私」を開設し心理カウンセラーとして活動を始め現在に至る。