宝塚元トップスター・姿月あさとを今でも悩ませる『問題』って!?
1月12日(木)の「くにまる食堂」(文化放送)に、元宝塚歌劇団・宙組トップスターの姿月あさとさんがご来店!最初のコーナー「今日のA定食」では宙組発足当時のお話や、入団してから今現在も姿月さんを悩ませているものについてのお話を伺った。
野村邦丸アナ「私の番組にも宝塚OGの方にはよくご登場いただいて色々お話を伺うんですが、『凄いな』と思うのは、皆さんプロポーションをずっと保っていらっしゃるところですね。どんな風にされているんですか?」
姿月「例えば電車とか乗る時も『頑張ろう!』と思って階段を使ったりとか、時間がある時はなるべく階段を昇るようにしたりとか、歩くようにしたりとか。気を付けられるところは気を付けています」
邦丸「食事も、炭水化物は夜食べないとか? 声の維持はどうされているんですか?」
姿月「よく休むようにしてますが、私はアレルギーが凄いので、辛いですね。アレルギー鼻炎、どうしょうも出来ないですね。急になったんですけど」
邦丸「でもずーっとトップスターで、舞台に立ち続けているわけじゃないですか」
姿月「今年で……去年からなんですけど35年になります。それぞれの症状に合わせて色んな薬を持ち歩いてます」
邦丸「姿月あさとさんといえば、私未だに覚えてるんだけど、1998年にこの文化放送からちょっと北に行った有楽町界隈に宝塚の看板がやたらあって、そこ通る度に『宙組公演』って書いてあって。最初『宙組』ってよく読めなくて、『ちゅうぐみ』って風に読んでました。宝塚の長い歴史の中で新しい組として発足したのが65年ぶり。で、その時に『姿月あさと』という名前がインプットされたんですが、当時は大変なことだったんでしょう?」
姿月「大変なことでしたよ。生きてる間に4組が5組になるなんて思ってもいなかったじゃないですか。今年で宙組が発足して25周年になるんですが、さっきおっしゃったように当時はそれこそ携帯やパソコンとかで『そらぐみ』って入れる時にまず『宇宙』って入れて、宇宙の『宇』を消して宙だけにして、組をつけないと『宙組』って変換出来なかったんですけど、25年経って最近は『そらぐみ』って入れたら出て来るようになりました。(拍手して)おめでとう!って感じですね。やっと! スムーズに変換出来るようになりましたね!」
宙組発足当時、新しい組のトップスターに抜擢されたことで色々な批判を浴びたという姿月さん。何度も断って逃げ出したくなった時もあったが、頑張って打ち克ったことを今では誇りに思われている模様。だが、そんな姿月さんにも克服出来てない問題があって……
姿月「私、大阪人なんですけど、大阪では学校の算数の授業でも先生が『(大阪弁のイントネーションで)ににんがし、にさんがろく』と教えるし、国語の教科書も、例えば『(大阪弁でその場の台本を読んで)今日のA定食、アルソック総合警備保障がお送りします~』とか、そんな感じで読んできてたので、それが宝塚入ってから標準語っていうものを初めて聞いて、演劇の授業で『何やこれは!?』って思いましたね」
邦丸「え、まず、そのいわゆる標準語が……」
姿月「わからない。聞いたことがないから」
邦丸「(でたらめなイントネーションで)綜合警備保障~!」
姿月「ハッハッハッ、違う(笑)。例えばゴミを捨ててって頼む時も『ほっといて』って。これは大阪弁で『捨ててちょうだい』って意味なんですけど、標準語で『ほっといて』っていったら『(そっぽを向いて)フン!』ってしてって感じに思われちゃうのかな? 『ゴミも捨ててもらわれへんねんや!』って思って。色んなことが通じなくて、外国に来たみたいに日々色んなことに衝撃を感じましたね(笑)」
邦丸「そうなんだ!!」
姿月「今でもイントネーションが明確にはわからないんで、台本とかには矢印を書いて『はへほほは~』みたいに、音符みたいにして覚えますね」
邦丸「抜けないもんなんですね!」
姿月「わかりません(一同、爆笑)」
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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