アナウンサーであり僧侶、海野紀恵が持つ独特の着眼点とは!?
1月6日の「おとなりさん」(文化放送)、午前9時台『教えて!全国☆ラジオスター』のコーナーに長野県・SBCラジオ「Mixxxxx+(ミックスプラス)」から、フリーアナウンサーの海野紀恵(うんの きえ)さんが登場した。海野さんは実家が長野県のお寺で、その僧侶という一面も持つ。
山根良顕「僧侶だということが、まず頭に入ってくるんですけど。(リモートの)画面を見ると、僧侶感ゼロですね(笑)」
海野紀恵「髪の毛もあって普通にお化粧もしているんですけど、お坊さんなんです(笑)」
「Mixxxxx+」は月~金曜、午後1時~4時20 分まで生放送中で、海野さんは月、木、金曜を担当している。
山根「曜日によってカラーが違うんですか?」
海野「そうなんですよ。パーソナリティーは3人いるんですけど、たとえば私がひとりで担当している月曜は、ディープなカルチャーというのが特徴かなと思っていて。音楽、映画、あと文学。文学といってもベストセラーではなく古文を扱うとか。なかなか『こんな文学の話、聴いたことないな』っていうところを攻めているのが月曜かなと」
山根「ずっと文学の話をしているわけじゃないですね(笑)?」
海野「はい(笑)。音楽のコーナーや文学のコーナーなどが散りばめられている感じです。木曜や金曜も、私がパーソナリティーではあるんですが、レポーター、お相手としてSBCのアナウンサーさんが登場しています。それぞれの得意分野があって、木曜なら平山未夢アナがSDGsに関する長野県内の取り組みを紹介する。金曜は佐々木一朗アナが『乗り鉄』で、すごく詳しいので鉄道のコーナーがあるんです」
山根「ああ~!」
海野「3曜日担当していますけど、私のしゃべりも曜日ごとに違うような気もするなと」
山根「会話する相手によってね。お坊さんだったら、説法じゃないけど……説教みたいになるんじゃないか? とも思うんですけど、そういうところは?」
海野「ストレートに仏教の話をする時間はないんです。たとえば私が最近、気になった本を紹介するとき、響くポイントが仏教視点になることもあるんです。主人公のセリフが『これ、お釈迦さまも言っていた!』みたいに感じることも。説法というわけではないけど、仏教の価値観がにじんでしまうな、と思うことはありますね」
坂口愛美「フリートークでも、神社の方と対談されたという話が……」
海野「そうなんです! きのうの『Mixxxxx+』で話したんですけど、私、コラムを書かせてもらっていることもあって。年末年始、皆さん初詣に行かれるじゃないですか。神社とお寺のどこが違うの、という方もいらっしゃると思うんですよ」
山根「はい」
海野「お参りや、その辺りの作法の違いなど、知っているようで知らないところもあるんじゃないかな、と思って。コラムの一環で神社の宮司さんと対談するという企画をしました。ラジオとは関係ないところですが、そういうことも楽しんでいます」
坂口「ちょこちょこ出てくるエピソードがなかなか普通のアナウンサーでは出てこないことで、おもしろいと思いながら聴いていました」
海野さんは過去に坂口アナも在籍した愛媛朝日テレビの先輩でもあった(時期は重ならず)。後に山梨放送へ移り、僧侶の資格も取得したとのこと。詳しくはradikoのタイムフリー機能にて。
「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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