【第99回箱根駅伝】「タスキがつながらないということは考えていなかった」 立教大学・上野裕一郎監督 レース後コメント
第99回箱根駅伝。55年ぶりの箱根路で総合18位となった立教大学・上野裕一郎監督の談話です。
監督としての箱根、どういう印象?
「あっという間だったかなという感想です。復路に関しては上位層と戦える、シード権前後では絶対戦える力はあったという布陣を組んでいたので前半の出遅れが痛かったかなと思います」
タスキが繋がったということに関しては?
「タスキがつながらないということは考えていなかった。後半・服部(凱杏3年/7区)が終わった時点からは自信というか、山本(羅生2年/8区)、中山(凛斗3年/9区)、安藤(圭佑2年/10区)自体は練習で力もつけてきていたので、そこに渡った時点で繰り上げはないなと思っていた。出たことで良かったと思うチームだったらいいんですけど、転換していかないといけない。力差は前と23分ある。難しく考えると優勝まであと23分かかるので、それを埋めるにはどういうことをしていったらいいんだろうというところですね」
箱根の経験がある中山選手の好走(9区12位)もありましたが?
「最初の5キロを良い形で入ってそこから3分ペースで、という形が多かったんですけど、やはり前半突っ込んだ分だけ後半の足がない、きつくなってしまい耐えられないっていうのが復路に関しては明確になったので、それに耐えられる足づくりとスタミナ作りというのを一年かけてしていかないといけないかなと思いました。往路に関しては力があるにもかかわらず上手く走れなかった理由をしっかり本人たちに考えさせる。力があるから次も選ばれていつも通り走るという形では、また18番、19番、20番あたりを行き来するんだろうなと改めて思いました。強いやつが強さを自覚しない、そういうチームになってしまったら終わりなので、ダメだったものはダメなりに対処してこの後につなげていく。それが出来ないまま来年ここの舞台には立てない。本番に弱いやつは使う意味がないので厳しく。今年は優しくホンワカっていうだけ、出て良かったねという雰囲気に覆われていましたけど、もうそれは終わりました。明日からは当たり前に出ないといけない大学、上に行かないといけない大学という意識をしっかり持たせた状態で来年はこの舞台に立ちたいなと思います」
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