【第99回箱根駅伝】「勝てなかったのは指導者の差」 中央大学・藤原正和監督、往路終了後コメント
第99回箱根駅伝。中央大学は17年ぶりの往路トップ3入りとなる2位で折り返し。藤原正和監督のコメントです。
Q:全体的なレースの印象は
A:走った5人の選手は100点以上の走りをしてくれました。設定以上のタイムで走ってくれましたので我々としては往路の戦いは十分だったのかなと。勝てなかったのは指導者の差かなと今は思っています。
Q:序盤の3人、溜池一太選手(1年)から非常にいい流れだったのでは?
A:今年の1区は絶対にスローになると思っていましたので、溜池の六郷橋からのスパートを頑張らせたいという思いがあったのですが、思うような走りをやってくれました。溜池で5番から10番でスタートできればなというとこで4番でしたので(吉居)大和(3年)のいい走りを引き出してくれたのかなと思います。
Q:吉居大和選手は去年1区で衝撃的な走りを見せたのですが、今年は2区起用でした。その意図は?
A:98回大会が終わってから、来年はエース区間を走りたいと本人が言っていたので一年かけてその準備をさせてきたつもりでした。
Q:前回大会が終わってからすぐにそういう話になったのか?
A:そういうことを考えてやっていきたいねというレベルだった。100の準備ができたのは12月に入ってから。そこから2区に向けての準備を行った状況でした。12月の練習が非常に良い形でやれたので我々としては自信が持てた。
Q:中野翔太選手(3年)の走りはどうだったか?
A:3区のもう一人のエースである中野が区間賞を獲ってくれたのは我々にとって大きかったと思います。吉居駿恭(1年)も一年生らしく粘りのある走りをしてくれましたし、阿部(陽樹、2年)については突っ込んで入ってくれて往路優勝への執念を見せてくれましたのでもう十分です。
Q:駒澤大学と30秒差で復路を迎えるがこの差をどう考えているか?
A:下りの6区で4年連続になるキャプテンの若林(陽大、4年)がいますので、そこで追いつきたいなと思っています。7区からヨーイドンの状況を作ってどうやって戦うかというところですけど、駒澤さんの場合は佐藤圭汰君(1年)を隠していますのでどこに配置されるのかというところで、できるだけ離されないように戦っていきたいと思っています
Q:復路の中でポイントをあえて挙げるとしたらどこなのか?
A:7区・8区・9区です。7区は代えるつもりでいるのですが8区・9区は昨年の区間3番、3番ときた選手たちを配置していますので、できればより上位、区間賞を狙って頑張らせたいと思っている。
Q:真紅のタスキが躍動していると感じている古くからの駅伝ファンは多いと思います
A:やっと強化が実ってきた段階になりましたので、我々としてはこの位置を当たり前にしていきたい。勝たないといけない大学だと思っていますのでぜひ優勝にチャレンジしていける復路にしたいと思っています。
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