「お正月」楽曲特集! おなじみのCMソングから「いつかかけたかった」バンドまで

「お正月」楽曲特集! おなじみのCMソングから「いつかかけたかった」バンドまで

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1月1日の「鷲崎健のヒマからぼたもち」(文化放送)、『タケスクリプション 日曜名曲集』、選曲テーマは「新年あけましておめでとう」でした!

鷲崎健「『新年』ってつけると『あけましておめでとう』と言わない、ともされますが、まあまあ。この番組がいつまで続くかわからないのでクリスマス、お正月、2月14日とかはベタなテーマにしようと思って。正月ソングというのがどれほどあるのか、難しいものですけど、1曲目はたいへん短いこんな曲をお届けしましょう」

♪「お正月を写そう」/岡田奈々

松井佐祐里「お正月感あります!」

鷲崎「みんな知っていますね。昔もいまもやっている、富士フイルムのCM『お正月を写そう』シリーズの歌でございます」

松井「見ていました!」

鷲崎「2021年に亡くなられたCMソング等々の大ヒットメーカー・桜井順さんの作品でした。岡田奈々さん(のCM出演)は70年代かな? 80年代は岸本加世子さんがやっていらしたイメージで。いまは広瀬すずさんですね。田中麗奈さんの七福神バージョンとかもありましたよ。なんでしょうね、憶えやすいというか……」

松井「はい」

鷲崎「『お正月を写そう』と言われたら、あのメロディーが浮かんできて。カメラ文化みたいなものも変わってきているにもかかわらず、あの言葉、あのCMはずっと続いている。すごいことだなと思いますね。みんなにはみんなの『私たち、俺たちのころはこうだった』みたいなのがあって。それがずっと続いているのがすばらしいことだと思います。2曲目はこちら!」

♪「野犬の正月」/グラサンズ

鷲崎「グラサンズ、みなさんなんとなく『奇妙礼太郎』さんのお名前は知っているかしら? けっこう前からCMソング、やっていらっしゃいます。奇妙礼太郎さんと一緒に曲を作ったりライブをしたりする、田渕徹さん率いるアイリッシュちんどんパンクバンド。

とにかくライブが愉快で。こういうアイリッシュ系のケルティックなバンド、いくつも日本にありますけど、その中でもNo.1ライブバンドというイメージでございます。とにかく映像とか観ていると、ステージの前にお酒がいっぱい置いてあって、『俺らの酒だからおまえらは絶対飲むな』っていう注意から始まる」

松井「へえ~!」

鷲崎「っていうぐらいお酒を飲みながら、『手ぇ出すなよ』と言ってライブが始まるという(笑)。いつかグラサンズをかけたいと思っていたんですけどなかなかテーマが見つからず。今年一発目にかけられてうれしいですね。チェックしていただければと思います! 続いてはもう、時代を一緒に過ごした方なら知っている曲でしょう」

「恋の年賀ハガキ」/ホフディラン

鷲崎「永遠の名盤『多摩川レコード』(96年発売)からですね。もちろんそのあとも名作をいっぱい残していますけど、1stであり最高傑作と名高い作品でございます。途中『ベイビー!』とか『雄飛ー!』とかコーラス入っていましたね。

小宮山雄飛とワタナベイビーの……ピンと糸が張っているような感じでは決してない、緩やかなアルバムではあるんですけど。そのときの二人でないとない、影響、意識のし合いみたいなものがアルバム全体に表れているような名盤でございます。続いては何回かけるんだろう、高田渡さんの曲です」

♪「ハッピーニューイヤーブルース」/高田渡

鷲崎「なんでビックリしているんですか?」

松井「え……?」

鷲崎「新しい年が始まったと思ったらいつの間にか春が来て、お金がないな、と稼いでいる間に秋が来て。秋だなと思ったらジングルベルで。いつの間にか1年経ったな、という歌じゃないですか」

松井「え? 終わっちゃった……」

鷲崎「『だから何?』『それで終わってどうすんだ』と言いたげですが(笑)。そんな歌ばっかりなんです、高田渡さん。続いての曲は正直『俺、なんで持っているんだろう?』(笑)。わかんないですけど、せっかくあるのでみんなにも聴いていただきたいなと」

♪「年越しそばの歌 ~ソウルゆで太郎音頭~」/ヴィンテージ・ビートバンド・ニキータ4

松井「(鷲崎さん)踊っていましたね(笑)」

鷲崎「酒飲んで踊っているもんですから、しんどい(笑)。みなさん年越しそば食べましたか?」

松井「そんな話に行きます(笑)? (曲が)気になりすぎて無理なんですけど」

鷲崎「そう言われても、そうなんですよ(笑)。なぜこれを持っているかは自分でもわかんないです。陽気な、年越しそばの歌なんですよ。調べたところ、大手おそばチェーン『ゆで太郎』の公式テーマソングを手がけている『ニキータ4』! いよいよテーマ曲も含め『年越しそばの歌 ~ソウルゆで太郎音頭~』も収録してCD化……と書いてありますね。

2020年、2年前の歌ですよ。しかも『池田社長も和太鼓と掛け声で参加』と。僕はもう、ゆで太郎の社長に正月から踊らされちゃった感じですよ」

松井「でも聴きたくなりますよ(笑)」

鷲崎「曲が短いので、きょうはもう1曲いきますよ。あ、でも次、意外と長い!」

♪「理想科学 プリントゴッコ 「もう一枚から」」/ジャッキー高橋、宮下文一

鷲崎「終わり方、派手だな(笑)」

松井「いいですね(笑)」

鷲崎「(CMで)『国民行事だ、プリントゴッコ』と言っていました。その時代はずいぶん前でしょうけどね。うちの親もやっていたし。ペタン、ペタンと作っては身の周りに置いていくから、『あ、もう動けない!』って毎年(笑)。

発売が94年だから、最近とは言わないまでも、そのころはまだ全盛だったんだな、と。時代的にもエレキギターというよりもサックスみたいなのが流行っていたんですね。エレキギターのロック感が飽きられてきたというか。渋谷系の流れも受けて。ロックなギターよりもサックスという、時代があって、それも感じますね」

 

「鷲崎健のヒマからぼたもち」は日曜午後2~4時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

 

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