ラジオスターたちが語る「ラジオで喋るにあたり大切にしていること」とは？

番組内ではゲストがそれぞれトークテーマを持ち寄り展開。やのは「ラジオで喋るにあたり大切にしていること」という質問を投げかけた。

やのひろみ　私が何か想いとして喋りたいというよりかは皆さんの答えを教えていただきたいという感じです。22歳から喋り始めて今47歳なので、25年喋ってるんですけど、やっぱりラジオでどんなことを皆さんは軸に喋っているのか、せっかくこんな機会なので教えていただきたいなと思います。私は皆さんみたいにアナウンサーではなくて、ただのフリーパーソナリティというか、資格とかは無いわけですよ。22歳から結構思ったことをガシガシ言ってますんで、苦情の電話も初回は殺到してえらいことだったんですけど、それでも自分が思ったことを正直に喋らないとリスナーさんにバレてしまうので、本当に思ったことを正直に喋っています。嫌いな人も好きな人も半々だと思ってるんですけど(笑)

三代澤康司　私は局アナでしたので、結構色々と気を遣いながら喋るっていうのを求められているんでしょうけれども、ずっと一貫してやのさんと一緒で、忖度しない。喋りたいことを喋る。そのかわり心構えとしては「明るく元気に喋る」これを一番大事にしてますね。それこそクレームとかも結構来るらしいんですよ。実際見たりもしますけど、その時がもうよっしゃー！なんです。

やの　分かるー！

三代澤　分かりますよね！そうそうそうそう！と。このあいだ、M1グランプリで山田邦子さんが審査員をして、SNSとかでもわーっと意見が来たわけです。邦子さんが後で会見で仰ってましたけど、それは聴いてくれているから、見てくれているから文句も言ってくれるんで、一つ一つありがとうございましたとお礼を言うと。だから本当にネガティブなことが来た方がよっしゃーなんですよね。これ大切にしています。

やの　局アナのときはさすがに怒られたでしょう？上司とかに。

三代澤　局アナで、局で喋っている場合は局の責任ですから（笑）逆に言うと局を辞めてフリーになりましたから、守ってくれる者はいない。今の方が風当たりは強くなるんだと思います。

やの　向かい風の、強い風の日の旗はとても美しいですから。良いこともそうですし、そうやってネガティブなことを言われたとしても、無関心っていうのが我々にとって1番の大問題なので。森谷さんは三代澤さんみたいに、そんなん関係ないわって言いたいことなかなか言えないんじゃ無いかなと思って。

森谷佳奈　私は今局アナなので、常にその問題を抱えているんですけれども、周りに味方を作ると言うことが大事だなと気づいて。一緒になってラジオをやりたいとか、作ろうとって言ってもらえる、ちょっと年上の味方を作るのが一番、番組制作ではポイントだなってこの７年間やってきて気付きました！

やの　人たらしですね（笑）

森谷　（笑）私はまだ29歳なので、会社に歯向かおうとしても、色々な壁があるんですよ。それで実現できないこともたくさんあって。でもそれはアナウンサーだけではなくて、社会における縮図なのかなと思っていて。若手社員の皆さんは、いかに味方を作るかというところが、自分のやりたいことを実現に向けての近道なんじゃないかなとすごく思いました。やらしいかもしれないですけど（笑）

三代澤　それはずっと40年近くサラリーマンをやっている私から言わせてもらうと、正解です(笑)局アナとしてやりたいことができるようになったのは10年超えてからです。だからそれまでは一生懸命仕事を楽しんでいて、30半ばくらいからどんどんやりたいことをやれるようになりましたね。

山根良顕　「ラジオで喋るにあたり大切にしていること」というよりかは、「社会での生き抜き方」というか（笑）

森谷　ラジオで喋るにあたっては、一方通行ではなく双方向なラジオのやりとりを私は作ろうと思っています。Twitterなども連動させてる分、みんなを巻き込んでやりたいなという思いが強くて。1人でラジオを聴くものという文化もあるとは思うんですけど、このradiko時代だからこそできることは何かなと思ったときに、みんなに問いかけて答えてもらうみたいな。どんどん色々な会話を続けていくのも楽しいのかなと思います。

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