ひろゆきが「他人を変えるのは、ほぼ不可能」と答える納得の理由とは…

様々な社会課題や未来予想に対してイノベーションをキーワードに経営学者・入山章栄さんが様々なジャンルのトップランナーたちとディスカッションする番組・文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」。

2022年12月26日の放送では、エクサウィザーズ 代表取締役社長・石山洸さんと4chan管理人、東京プラス株式会社代表取締役社長・ひろゆきさんをお迎えし、「人はいかに変われるか？」というテーマで、特に今週は「自分をいかに変えられるか？」という方向でセッションを展開。マスターは開口一番…

入山：まずはひろゆきさん、人って、努力とかで自分を変えることってできると思いますか？

ひろゆき：自分自身で変わりたいと思っている人であれば、変われる可能性はあるけど、他人を変えるのは、ほぼ不可能と思った方が世の中、楽に渡れるんじゃないかなと思っています。説教とか説得とかって基本、役に立たないと思っています。他人を変えようとするきに、その人がもともと持っている「こういうメリットがある、じゃあやったほうがいいよね」って気付きで行動を変えるパターンはあるけれども。

入山：石山さん、これについてどうですか？

石山：やっぱり人って変わらないよなとは思いますけど、他人から変わったと見せることはできます。自分は自分でやりたいことは変わらない。自分なら社会課題解決をしたいと思っていたら、社長になった。それによって「社長になって変わったな」と言われるけど、昔からやっていることは変わらない。

他人を変えることは難しいと語るひろゆき・石山両氏。変えるにしても、条件が限定されるようだ。一方で、自分を変えたり、変わったように見せることはできるようだ。ひろゆきが語りだす。

ひろゆき：「これは、自分じゃ難しいよね」と思っていたことが、コツをつかむことで「できるじゃん」ってなることがある。他人より自分を変える方がまだ可能性がある。だた、性格は遺伝子で決まっているわけでもない、謎のものなので、そこはなかなか変わらないんじゃないかなと思いますけど。

入山：根本の性格は変えられないけど、根っこから少し外に出たところは事後的に変えられる？

ひろゆき：性格は変わらないけど、行動は変えられる。例えば、見た目も性格も引っ込み思案な人が、髪の毛を金髪にしてアバンギャルドな格好をしていると、周りは「この人は開放的な人なんだな」と勝手に思ってくれる。そういう演出は可能かと思います。

入山：自分は、自分でもあるけど、人がどう見ているかも自分だから、そちら側は変えることができる。そうすると関係性が変わってくるかもしれないですね。

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ゲスト紹介
石山洸さん
2006年にリクルートホールディングスに入社し、デジタル化の推進や、新会社の設立を手掛ける。2015年には、リクルートのAI研究所「Recruit Institute of Technology」を設立。その後AIベンチャーのCOO等を経て2017年に株式会社エクサウィザーズ社長に就任。

ひろゆきさん
1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人に就任。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」をスタート。2009年には「2ちゃんねる」の譲渡を発表し、2015年から、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に就任。今年9月にはダイヤモンド社から『99%はバイアス』を発売。

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