「スゴイことになってますね!」大竹が驚く日本人の知らないアメリカの最新実情を町山智浩が語る

「スゴイことになってますね!」大竹が驚く日本人の知らないアメリカの最新実情を町山智浩が語る

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映画評論家の町山智浩さんがアメリカ・カリフォルニア州のご自宅からゴールデンラジオにリモート出演。まるで真っ二つに分断したかのようなアメリカの現状を大竹と室井佑月に語った。

町山「日本の人が行くアメリカというのは、カリフォルニア州やニューヨーク州など東と西の端っこしかなくて、真ん中の辺は大体行かないと思います。そこに行くとまずびっくりするのは、道端をライフルを持った人が歩いているんですね。オープンキャリーという法律がありまして、普通の商店街とか学校、酒場、野球のスタジアム、そういうところに銃を持って入ることが可能になっちゃったんです。ところが東と西の端っこだと禁止ですから、もう別の国ですね。」

室井「銃の事件ってすごく多いですけど、自分の身を守るために手放したくないって人すごい多いんですよね。」

町山「アメリカは今、銃の数が人口より多いんですよ。アメリカの警察とか軍隊の持ってる銃よりも何倍もの数が民間で持たれているので、大変な事態ですね。」

大竹「町山さんがお書きになった「アメリカがカルトに乗っ取られた! 中絶禁止、銃は野放し、暴走する政教分離」という本には、ある女性がトランプ前大統領に送ったこんな手紙が紹介されています。「トランプ様、あなたの「私は女性の○○〇〇を掴んでも許される発言」私は気にしません。あなたが税金を払ってなくても私は気にしません。それよりも私が銃で武装する権利を守ってくれることに感謝します。近所の学校はろくに勉強もしない不法移民のガキばかりです。やつらにケツを○○〇〇されるくらいなら、あなたに○○〇〇を掴まれた方がましです」…町山さん、アメリカはすごいことになってますね。」

町山「その手紙を書いた人は、お母さんなんですね。自分の息子の誕生日に銃をあげて、その息子は学校で乱射事件を起こして、お母さんも逮捕されてます。」

大竹「今アメリカは真っ二つに割れていて、一方はカルトに乗っ取られたということですが、どうなっているんですか?」

町山「憲法に反しているか反してないかを判断する連邦最高裁判所というのがありまして、そこでは9人の判事が多数決で決めるんですね。そのうち6人の席がカトリック保守派という極端に数の少ない宗教的セクトの人たちに乗っ取られています。」

大竹「それはトランプの指名なんですか?」

町山「トランプが指名した人が3人とかいまして、一気に6対3という形になってしまったんです。実はカトリックの人はアメリカでは多くないんです。さらに、人口中絶を禁止すると言っている保守派の人たちは、その半分しかいないんですね。そんなものすごく少ないカトリック保守派が連邦最高裁を乗っ取っているので、完全にこれはカルトによる司法の乗っ取りという状況になってますね。」

大竹「そうなってくると、カルトと共和党との結びつきが気になります。」

町山「その6人の判事は全員、共和党の大統領が指名したんですけれども、実はある名簿が使われたんですよ。その名簿を作った人はレオナルド・レオという人物で、アメリカのカトリック保守派のリーダーなんですね。それで判事を選ぶ時に名簿を大統領に渡すんです。過去に、息子さんの方のブッシュ大統領の時、それと違う人を選んだら、○○〇〇で、その名簿からしか選べなくなってる状態なんです。」

大竹・室井「へぇー!」

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